表彰
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表彰の種類

実際に表彰が行われる主な例としては、救助や献血など特定の善行に対する表彰、社会的な活動に対する功労に対する表彰、著作・美術品・詩歌などのうち優秀な作品及び作者への表彰、或いはコンクールコンテストコンペオリンピックパラリンピックその他の大会での入賞などがあり、表彰の方法としては、表彰式(授賞式など)において表彰機関が被表彰者を直接表彰するのではなく、下部機関ないし外部機関に表彰状の授与を代行させる場合、表彰式ではなく伝達式というのが一般的である。

表彰は基本的に表彰状(または賞状、顕彰状、褒状など)の授与或いは感謝状を贈呈することにより行われる。表彰によっては表彰旗・優勝旗優勝冠または月桂冠チャンピオンベルト表彰楯竿頭綬または表彰綬、賞牌記章(栄章(表彰記章)又は記念章)または称号(名誉学位爵位タイトルを含む)、記念品、副賞、賞金(懸賞金、など)などが授与されるものもある。(戦前の日本軍では感状などの授与も行われた)

具体的な表彰の種類としては、次の通り、類型化できる。

公益増進に対する国及び都道府県、市町村・公益法人などによる表彰

学術・芸術などの業績や成果に対する表彰

企業・団体による、その企業・団体の目指す目標達成及び利益増進に対する表彰


履歴における賞罰の表記

履歴書における賞罰欄への記入

求人への応募に際して提出する履歴書では、表記事項として賞罰欄のあるものもある。現在では賞罰を記さない場合も多いが、特に賞罰を記す必要がある場合、表彰や賞については、主に公の表彰や賞について、国や都道府県など代表的なものを表記するのが通例である。懲戒処分や刑罰なども率直に表記しなければ虚偽とされるように、受けた表彰も率直に表記した方がよいとされる。 表彰とは、本稿冒頭にもあるように多種多様な種類がある。表彰と賞の違いに代表されるように、その名称により表彰を受けた場合の正確な表記も微妙に異なる。以下に、表彰の種類とそれぞれの相違点を比較しながら概説したい。

表彰と賞、顕彰の相違点


通常、表彰とは社会的に評価される行為或いは活動、特定の集団または組織において能力や実績、労苦に対して激励するとともに周囲の模範として知らしめる意味を持つ。

顕彰とは、故人の偉勲や遺功をたたえるため、後進の人々が称えること、或いは殉職者に対する表彰など、通常の表彰よりも重い意味を持つ場合に用いられることが多い。生存者に対しても顕彰と用いることもある。

賞とは、主にコンテストコンクールコンペなど競技の伴う大会や行事において、優秀な成績を挙げた者に授与されるのが一般的であるが、その他の表彰と明確な区別がなく混同されて使用されることも少なくない。

表彰と賞の相違については、必ずしも明確な区分がない場合も多いが、公的機関の表彰の場合、例えば内閣総理大臣表彰と内閣総理大臣賞が同一でないように、表記は厳密に区別される場合もある。


表彰状と褒状・顕彰状、賞状・感謝状の相違点


章記は表彰記章等の伴う表彰を授与・贈呈をする際に書状のこと(栄典では、叙位には位記、叙勲には勲記、褒章受章には褒章の記が授与される)。

学位記とは、本来、学位を授与する証書のことであるが、表彰では名誉学位の贈呈の際に贈られる書状のこと。

称号記は称号の伴う表彰をする際に授与・贈呈をする際に授与される書状のこと。

表彰状は公的機関や企業・法人が職員や社員など部内関係者の労苦や功績・実績を讃える場合に授与される書状のこと。

褒状及び顕彰状、褒彰状は、表彰状と同義であるが、殉職者や他界した功労者の遺業を表彰する場合、特に功績が顕著な場合に用いる書状のこと。

賞状は、主に大会やコンクール、コンテストなど、優秀者への賞が設定されている場合にこれらの賞を獲得した者に対して授与・贈呈される書状のこと。賞状ではなく、賞としてのみ表記する場合もある。

感謝状は、主に特定の責務のない市民や部外者の善意ある協力に対し、その労苦や貢献に謝意を示す場合に用いるのが通例である。

証書は表彰の内容及び実施を証明する書面のことである。主な例として軍隊や消防など組織において授与される善行章精勤章に付随して交付される善行証書、精勤証書などがある。

感状は、武勇を賞する書状。主に平安時代以降の武士の武勲に対する評価として恩賞の一環として授与されるようになり、戦前の軍人に対する褒賞としても授与された。今日では一般的な用例はない。

官途状は南北朝時代から江戸時代にかけて、主君が勲功ある家臣に与えた非公式な官職名の授与を証する書状。恩賞の一環として授与された。明治時代以降は公式なものとしては発給されていない。


表彰を授ける場合の表記


授与…主に公的機関や企業・法人などの部内表彰などを行う際に用いる。

授賞…賞を授けること。あまり用いられない。

贈呈…主に部外表彰に用いる表現。部外の協力者や市民に対し感謝状などを以って表彰する際に用いる。特に任務や報酬による善行ではなく、部外からの善意による協力者などに用いるのが通例といえる。


表彰を受けた場合の表記


受位…位階を受けること。学位を取得した場合にも用例がある。

受勲…勲位・勲等を受けること。

受段…段位を受けること。

受級…等級を受けること。

受爵…爵位を受けること。

受階…受位と同義であるが、主に軍人や公務員階級を受ける場合、キリスト教などで聖職者叙階された場合に用いられる。

受章…勲章、褒章・記章及び章記の授与を伴う表彰を受けること。

受彰…顕彰・褒彰・表彰及び顕彰状、褒彰状・表彰状を受けること。

受賞…賞及び褒状・賞状などを受けること。

受称…称号及び称号記を受けること。

受償…報償等を受けること。

受号…称号を受けること(授与する団体により受号という場合もある)。

受杯…杯の伴う表彰を受けること(優勝準優勝など適当な表現がある場合はそれらを用いる)。

優勝…大会等で1位になり、優勝すること(2位は準優勝等)。

入賞…大会等で3位等の順位を獲得すること。

入選…佳作など一定の成果を上げること。

獲得…グランプリ等の成果を上げて、タイトル等を獲得すること。

防衛…獲得しているタイトルを賭けたタイトルマッチで防衛を果たすこと。

拝受…その他、適当な表現がなく謙譲して呼称する場合。

受領…その他、適当な表現がない場合など。

取得…あまり用例はないが稀に用いる。

※表彰を受け、賞歴を記す場合の表記には主に以上のようなものがある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki