モトローラ社が計画して設立した高度780kmに66個の衛星を投入する衛星電話サービス会社・サービスの名称。当初は77個のコンステレーションで計画されたため、原子番号77のイリジウムにちなんで名づけられた。
1998年にサービス開始したが、1999年8月に破産申請し、2000年3月サービス停止した。一時は全数運用に入っている66個と予備の衛星すべてを大気圏へ突入させて焼却処分することも検討されたが、2000年11月にイリジウム・サテライト社が全ての資産を買い取ることで合意した。2004年4月に、ボーイング社への衛星維持費の支払いの軽減と、全社員を700人から100人へ人員削減を行い、主に米国政府などの通信サービスを行う事業モデルに変更して再出発した。
日本でもDDI(現KDDI)の子会社「日本イリジウム」によってサービスが行われていたが、経営破綻時に無線局の免許が返納されたため使用できなくなった。その後2005年6月にKDDIの子会社であるKDDIネットワーク&ソリューションズ(現・KDDI)がサービスを再開させたため、再び日本国内および公海上の日本船籍船舶内で使用できるようになった(日本の無線局免許を持った事業者の端末のみ使用できるので、同社経由で販売・貸与されるものに限られる)。
ちなみに、イリジウム衛星は鏡面のようなアンテナを持ち、これが太陽光を反射して地上の狭い領域を強く照らすことがある。地上からは、数秒間だけ非常に明るい物体が移動するように見え、-9等に達することも多い。これをイリジウムフレアと言い、見られる場所や時刻の予報も行われているが、しばしばUFOと誤認される。
主な端末機
音声通信とともに2400bpsのデータ通信・ショートメッセージングサービスの可能な携帯端末。
IMO条約の船舶保安警報装置(SSAS : Ship Security Alert Sysytem)対応端末
高度1,300?1,400kmの衛星を288個用いて、衛星通信によるインターネット接続を提供しようとした会社およびサービス。
高度1,400kmの衛星を48個用いる衛星電話サービス。1999年10月にサービス開始したが、翌2000年11月に連邦破産法第11条の適用を受けた。
衛星の個数を減らせる中軌道を採用。ICO(Intermediate Circular Orbit)は中軌道の別名である。高度10,390kmの衛星を10個使用。1999年に破綻後、テレデシックへの投資家の支援を受け、衛星を使った無線ネットワーク会社として再出発を計画している。
外部リンク
⇒総務省総合通信基盤局「衛星携帯電話」ページ
⇒インマルサット
⇒スラーヤ
⇒エイセス
⇒イリジウム
⇒テレデシック
⇒ICO
⇒グローバルスター
⇒NTTドコモ(ワイドスター)
⇒ドコモ・センツウ
⇒KDDIネットワーク&ソリューションズ
⇒モベルコミュニケーションズ日本支店
⇒日本デジコム
カテゴリ: 携帯電話 | 通信衛星
更新日時:2008年10月12日(日)13:15
取得日時:2008/10/14 11:52