日本における英語ブームは、戦前にも見られ、その中からは、斎藤秀三郎の英和辞典、英語文法書といった、その後の日本の英語学(のみならず、英語に関係する学問分野)に大きな影響を残した業績が生まれた(日本の学校英語の範型は、斎藤秀三郎の『実用英語文法』 (Practical English Grammar) で確立されており、また、彼の経営した「正則英語学校」には、英語学者市河三喜や、英米法学者高柳賢三等が学んでいる。加えて、彼の著作である『熟語本位英和中辞典』は、その後の英和辞典に大きな影響を与え、今日に至っている)。
やがて第二次世界大戦の勃発により、英語は敵性語とされ、軍部を中心に英単語の日本語への置き換えが進められたといわれている。
注1: 未修得の言語を身につけるために、その言語社会に溶け込んで、集中的にその言語の習得のために訓練を受ける教育。カナダで始まった。
第二次世界大戦の敗戦によりアメリカの進駐を受け、戦後復興面でも庇護を受け、文化的・経済的に密接なつながりをもち、義務教育にも英語が取り入れられ、一般の人々も英語に触れる機会は増え、どん欲にカタカナ英語として日本語の中に定着するなどの動きが活発になった。
現在では覇権国のアメリカを中心としたグローバル経済の到来が語られ、世界ビジネスに不可欠な道具として、世界共通語としての英語が重要視されている。また、不況によるリストラを受けた労働者の能力向上学習に対して国の補助が出るなどから、英会話教室のビジネスが一つのマーケットとなっている。
参考図書
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太田 雄三 (1995)、英語と日本人、講談社。(ISBN 4061591932)
定宗 数松 (1979)、日本英学物語、文化評論出版。
川澄 哲夫 [ed.]
(1978)、英語教育論争史、2巻、大修館書店。(ISBN 4469141313)
(1988)、英学ことはじめ、上巻、大修館書店。(ISBN 4469141313)
(1998)、文明開化と英学、下巻、大修館書店。(ISBN 446914133X)
惣郷 正明
(1983)、英語学び事始め、朝日イブニングニュース社。
(1990)、日本英学のあけぼの、創拓社。(ISBN 4871380890)
斎藤 兆史 (2001)、英語襲来と日本人、講談社。(ISBN 4062582260)
日本英学史学会 (1976)、英語事始、エンサイクロペディア ブリタニカ ジャパン。
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田島 松二 (2001)、わが国の英語学100年、南雲堂。(ISBN 4523310416)
竹村 覚 (1982)、日本英学発達史、復刻版、名著普及会。
豊田 実 (1939)、日本英學史の研究、岩波書店。
重久 篤太郎 (1982)、日本近世英学史、増補版、名著普及会。
長谷川 誠一 (1986)、函館英学史研究、ニューカレントインターナショナル。(ISBN 4890290613)
高梨 健吉
(1979)、幕末明治英語物語、研究社出版。
(1985)、文明開化の英語、中央公論社。(ISBN 4122012309)
関連書籍
日本の英語教育史 高梨健吉 大修館書店 1975/01
関連項目
和英辞典
ジェームス・カーティス・ヘボン
蘭学?仏蘭西学?獨逸学
外国語学校 (旧制)
カテゴリ: 英語 | 日本の教育の歴史 | 明治時代の教育 | 高等教育の歴史 (日本) | 日本の教育 | 語学
更新日時:2008年8月12日(火)06:28
取得日時:2008/08/30 19:43