舞鶴市は戦中の一時期は人口20万人を数える日本海側での一大工業都市であったが、現在では相対的に地位が低下している。しかしながら今なお京都府北部では経済的中心都市として重要な地位を占めているばかりか、府や国土交通省などが、船舶の大型化や荷役のコンテナ化に対応する港湾にするべく「和田埠頭」(仮称)を整備中である。
なお、中心市街地の人口は1985年度の約8,400人から2000年度には約6,300人に減少しており、また実質商品販売額も約170億円から約110億円と35%も減少しており、市と京都府ではその活性化に力を注いでいる。現在は東舞鶴駅前を中心に高層マンションが建設されている。
舞鶴市の製造業事業所数は2002年現在で326ヶ所、建設業事業所数は531ヶ所、卸小売・飲食店数は2,390ヶ所である。そもそも舞鶴市の産業は造船やガラス、木材を中心とした臨海型の重厚長大産業が中心であり、近時では造船業の好況で活気がある。製造業全体では2700億円の経済規模があり、北近畿では最大の規模であるものの、大企業を除くと650億円しかなく、中小零細企業は少ない。ちなみに工業製品別では第1位が窯業(ガラス)で、約800億円規模であり、続いて飲料缶、輸送機器(造船)、木材産業となっている。
なお第一次産業への従事者は約3,400人で全体の7.3%、第二次産業は約14,300人で29.9%、第三次産業では約30,000人で62.8%であり、近隣市町村と比べるとサービス業を中心とした第三次産業が盛んであり、商業の街であるとも言える。
最近の大規模な企業進出例として、1990年(平成2年)倉谷地区に市が造成した倉谷工業団地に進出した大手清涼飲料メーカーと大手化粧品メーカーや、2004年(平成16年)12月に喜多工業団地へ誘致成功した日本交通の他、2006年には倉谷工業団地の資生堂跡にケンコーマヨネーズが進出することが決定している。
主な立地企業
製造業
ユニバーサル造船・舞鶴事業所(造船)
日本板硝子・舞鶴事業所(硝子/平工業団地)
日立造船・舞鶴工場(鉄鋼構造物、プラント機器、電子制御機器など)
ケンコーマヨネーズ・関西工場(食品/倉谷工業団地)
キリンビバレッジ・舞鶴工場(飲料/倉谷工業団地)
日之出化学工業・本社、舞鶴工場(化学肥料)
大和紡績・舞鶴工場(衣料、リビング素材、産業資材、土木資材)
エナミ精機・舞鶴工場(金型、装置設備など)
日本特殊産業・平工場・丸田工場(硝子加工)
非製造業
新日本海フェリー・舞鶴支店(交通/舞鶴東港)
関西電力・舞鶴石炭火力発電所(発電)
舞鶴倉庫・本社(倉庫)
京都交通・本社、舞鶴営業所(交通/喜多工業団地)
株式会社エール・本社、東舞鶴店(小売)
フクヤ・本部、七条店、東舞鶴店、こうじや店、伊佐津店、西舞鶴店、中舞鶴店、白鳥店(小売)
※トマトアンドアソシエイツ(外食/トマトアンドオニオンなどを運営)の創業地で市内に本店があったが、2006年のすかいらーくグループ入りの後に、実質的な本社機能がある大阪府吹田市に本店を移動した。
金融京都北都信用金庫・舞鶴中央支店 (旧舞鶴信用金庫本店)
国民生活金融公庫舞鶴支店
京都信用保証協会舞鶴支所
京都銀行東舞鶴支店・西舞鶴支店
福井銀行舞鶴支店
福邦銀行東舞鶴支店・舞鶴支店
京都北都信用金庫(旧舞鶴信用金庫/旧東舞鶴信用金庫)
近畿労働金庫舞鶴支店
近畿産業信用組合舞鶴支店
京滋信用組合舞鶴営業所
京都丹の国農業協同組合
京都府信用漁業協同組合連合会
メディア
京都新聞舞鶴支局
読売新聞舞鶴支局
朝日新聞舞鶴支局
毎日新聞舞鶴支局
産経新聞舞鶴支局
NHK丹後舞鶴報道室 - 2004年開設
KBS京都舞鶴放送局 - JOBO
舞鶴市民新聞
舞鶴タイムス ※2006年夏をもって休刊
Mチャンネル
舞鶴市は由良川水源地と与保呂川水源地をもち、市の耕作に用いられる土地は全体の4.7%の1,620haである。そのうち水田率は77.8%であり、主にコシヒカリを生産している。また畑に用いられる土地は368haで、主に普通畑である。総人口に占める農家人口は2000年には11.9%まで低下している(2,831戸。ちなみに1990年には15%強あった)。全国と同じく農業就労者の高齢化も進んでいる。