米国の独立系・非営利組織の医療施設評価認証機構である「ジョイント・コミッション」の医療事故報告制度の中では、病院内での重大な医療事故の最多のものは、自殺であるという。
日本医療機能評価機構による調査では、調査の3年間に29%の一般病院(精神科病床なし)で自殺が起こっている。その自殺者の入院理由となる疾患は、35%が悪性腫瘍である。
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自殺する手法として、男女を問わずもっとも多い[要出典]のが、首をロープなど紐状のものによって吊り、縊死することによる自殺である。
「首吊り自殺は酸欠による窒息死である」と誤解されやすいが、首吊りで窒息死するケースはわずかである。実際には、首吊りをすると頚部が斜めに自身の体重により圧迫されるので、大動脈(頸動脈、脊椎動脈)の流れが妨げられて脳に血液が回らなくなり、脳が酸欠(急性貧血)を起こして失神し、そのまま死に至るのがほとんどである。首に紐を掛けた直後から脳への血流は悪くなり意識が遠のき、約10秒で意識を失う。意識を失ってから心停止するまでには数分かかるが、意識を失っているので苦痛は少ないといわれている。そのため多くの国で死刑の方法として採用されている。
しかしながら、致死率が高いとはいえ、もしも未遂に終わった場合、脳が酸欠を起こした時点で脳細胞の破壊が始まっているために、植物状態や認知症、体の麻痺などといった重い後遺症を残してしまう可能性が高い[11]。 また、首を吊る際の衝撃で頸椎骨折や延髄損傷などで即死(または即失神)する場合がある。自殺ではないが、日本などで行われる絞首刑「落床式首吊り死刑台」に多く見られ、救出後仮に命をとりとめても、重大な障害が残る。また軽度であっても脊髄液の漏出から頭痛などの後遺症に長く苦しむ。
死後、括約筋の弛緩により吊り下げられた体内から重力により地面に体液が流出する。
ガスの有毒成分による中毒死と酸欠状態からの窒息死の2種に大別できる。なおどちらも、屋内の部屋で行うと発見者や同居人、さらに集合住宅の場合は配管のためのパイプスペースなどから、重いガスは階下の人を、軽いガスは階上の人を、さらに爆発性のものならば近隣の者さえ巻き添えにする極めて危険な方法であり、自分だけでなく無関係の者への殺人の危険性すらある方法である。また未遂の場合も重大な障害がのこりやすい方法[要出典]である。
練炭を使った練炭自殺と排ガスを車の中に導き込む自殺はどちらも一酸化炭素中毒を利用した自殺方法である。一酸化炭素はヘモグロビンと結合すると酸素の分圧が高くてもヘモグロビンより離脱せず、このため赤血球の酸素運搬能力が低下し(この段階で激しい頭痛に見舞われる)、脳が酸欠を起こして失神し、そのまま死に至る。これらは、酸素とにた構造をもつ気体で起こりうる。一酸化炭素は一定濃度を超せば一瞬で意識を失わせ、15分程度で人を死に至らせる危険なガスであり、それこそ一息吸うだけで意識を失う、したがって救出の場合は先に換気が重要である。(演習自衛官集団ガス中毒事件)ただ、気密性を保つ事や、濃度を直ちに濃くすることは難しいために死に至るまで時間がある場合はある[要出典]。
ただし、一酸化炭素中毒を起こした人の肌はピンク色をしているため、ただ寝ているだけと思われて、自殺と気付かれにくい[要出典]。
渡辺淳一の小説『自殺のすすめ』において、一番ピンク色できれいなときに恋人に部屋に来るように告げて一酸化炭素中毒で自殺した女性の話があるが、これはあくまでもフィクションであることに留意する必要がある。
かつては、家庭用ガスとして一酸化炭素を多く含む石炭ガスが使われていたので、ガス管をくわえたり部屋にガスを充満させて自殺をした人もいた。産業用は別にして、現在の家庭用ガスは9割以上が毒性の無いプロパンガスか、一酸化炭素を除去した都市ガス13A(メタン70wt%?80 wt%. )になっているので、この方法で中毒を起こすことはない。もちろん毒性のないガスでも窒息死することはあるが、そのためには気密性の高い空間が必要であり、ガス漏れ等の事故で中にいた人が窒息死することはあっても、自殺の手段としては回りくどい方法のため、使われることは少ない。家庭用ガスで自殺を図り引火、爆発事故を起こし、ガス漏出等罪で有罪判決を受けた例もある[12]。
ガスによる窒息死としてはシンナーなど揮発性の高い薬品を容器に入れ、容器と一緒に布団をかぶり窒息死した例(完全自殺マニュアル)、一酸化炭素以外では塩素系の洗剤など家庭用品を混ぜた際に発生する塩素ガスや硫化水素を吸って中毒死する硫化水素自殺などがある。 尚、硫化水素自殺は遺体に緑色の斑点が浮かび上がり、苦しかったであろう表情をしている等、楽とは言えない自殺であり、周辺住民や救助者にも被害が及びかねない。
これらの自殺方法は、首吊りと同じく、酸欠によって脳細胞が破壊されるために、未遂の場合、植物状態や認知症、体の麻痺や感覚異常などの重篤な後遺症を残す可能性が高い[要出典]。[13]
入水は海や川などに身を投げ、窒息死を試みる自殺方法。水中で水が気管に入ると咳こみ、それがさらに大量の水を肺の中にいれ、肺によるガス交換を妨げ、血液中の酸素を低下させることで脳への酸素を断つことにより死亡に至る。