自殺
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入水サッポー

入水や川などに身を投げ、窒息死を試みる自殺方法。水中で水が気管に入ると咳こみ、それがさらに大量の水を肺の中にいれ、肺によるガス交換を妨げ、血液中の酸素を低下させることで脳への酸素を断つことにより死亡に至る。したがって肺の中を水で満たされると水死する。

古くからある方法の1つで(古代ギリシアの女性詩人サッポー(サッフォー)も失恋の末に海へ入水したという説がある)ある。

ちなみに、息を止めるようなことはせず、冷たい水の中に入ることで体温を奪われることにより自殺することもあるが、それは「低温」の項で後述する。

未遂に終わった場合、心停止15分以内に処置ができなければ、生き残っても、アダムストークスで他の酸欠による自殺と同様、脳や神経に重い障害が残る可能性が高い。

冬の川や湖など水温の極端に低いところで入水した場合、低体温症により死亡するまでの時間が延びて、他の人に救助される可能性も高くなる。条件がよければ数時間の仮死状態の後殆ど脳にダメージを受けることなく蘇生することもある。ただこのような場合は寒さにより、入水した直後ショック死をすることもあり、一概に言えるものではない。

艦船が沈没する際に艦長船長が船と運命をともにするという事がある(船員法の「船長の最後退船の義務」が拡大解釈されたもの)。氷山と衝突したタイタニック号の例が有名。かつてイギリス海軍やその伝統を受け継いだ旧日本帝国海軍でも広く行われた[12]


低温

低温によって体温が奪われ、凍死による自殺を試みる方法。 原理は雪山で遭難した人が、寒さにより凍死するのと同じである。

始めた直後の低温による苦痛は避けられないが、それ以降は頭がぼーっとして感覚がなくなり、寒さは感じず眠くなってくるという。そしてその場で眠りに入り、寒さで凍死する。 これは自殺ではなく、同じような状況におかれたが一命を取り留めた遭難者の証言からも裏付けられている。 冬に多い方法で、体温が奪われるまで時間がかかる。



大量服薬・服毒

詳細はオーバードーズを参照

精神疾患などの治療を受けている人が、処方された薬を大量服薬して自殺を図ることがある。その際、大量のアルコール飲料を併用していることもある。家族や友人が薬を服用しており(特に三環系抗うつ薬など)、かつ自殺願望やうつ症状を持っていたり、リストカットなどの自傷行為を頻繁に行ったりするような状況の場合、注意が必要である。大量服薬をした場合、服用後の経過時間が比較的短い場合は、胃洗浄を行うのが一般的であるが、服薬量や経過時間、意識状態などによっては胃洗浄を行わないこともある。発見・処置が早ければ後遺症が残らないことも多いが、気道閉塞を伴っていた場合などは死に至ることもある。その他、誤嚥性肺炎、低体温症、肝障害、腎障害、長時間筋を圧迫することによる挫滅症候群などの合併症が生じることもある。

農薬洗剤などの化学物質毒物を飲むことで自殺を試みる場合もある。飲んだ物質により死亡する可能性は様々であり、対処法、後遺症も違う。一般に吐かせることが有効だと言われるが、飲んだものが石油系製品や強酸強アルカリ性の物質の場合、吐かせるのは禁忌である。強酸・強アルカリ性の物質を飲んだ場合は、飲んだ時点で食道細胞が破壊されていることが多く、消化器官に後遺症が残る場合がある。

大量服薬や服毒を図った人を発見した場合は、救急隊員に、飲んだ薬の種類や飲んだものをなるべく正確に伝えることが大切である。大量服薬を行った者が処方されている薬の一覧表(お薬手帳)などがあれば持参するとよい。ゴミ箱から飲んだ薬の包装シートが見つけられることもあり、これも参考になる。


飛び込み

鉄道などへの飛び込みによって自殺を行う飛び込み自殺は、死体の肉片や血液が周囲に飛び散るために周囲へ与える影響や印象も大きく、自殺後の死体は悲惨なものとなる(高速で走行する新幹線の場合は更に凄惨で、瞬時に跡形も無く粉砕されるという)[13]。未遂に終わった場合でも、試みた時点で四肢が切断されていたり、切断されなくとも大怪我を負っていることがほとんどなので、残りの人生を寝たきりの状態や車椅子などに頼って生きなければならないことが多い。また踏切から飛び込むことも多く、この場合は、列車が近付いていればいるほど、防ぐのが難しくなる。通勤・通学途中や帰宅途中の駅で飛び込み自殺に及ぶことが多く、割合が高いのは、男性のサラリーマン[13]である[要出典]。

仮面鬱病などにより、本人の意思とは無関係に飛び込んでしまうというパターンも多い。

鉄道への飛び込みは多くの利用客に影響を与えるほか、鉄道事業者も多大な経済的損失(車両の破損等の直接的被害よりも、振替輸送や遅延による特急料金の払戻し等の間接的被害が遥かに大きい 私鉄の場合、本線の主要駅で発生した場合は全線にわたって不通となる場合もある)を被ることから、社会問題の一つになっている。例えば、2005年6月山手線車両に男性が飛び込んだ時は、45分間にわたって運行が停止し、利用客約11万人に影響があった。JR東日本が受けた被害総額は数億円と推定されている[14]。しかし実際には、鉄道会社が賠償を求める権利を行使しないことが多い。これは、前述の通り、あまりにも賠償金が高すぎるため、一般市民の場合、遺族が到底払えるような金額ではないからである。

しかしながら、西日本鉄道などの私鉄の中には、実際に賠償金を請求した例もあり[要出典]、自殺した後も残された遺族に対して大きな経済的負担を強いる。これを回避するために遺族が相続放棄せざるを得ない場合もある。

鉄道会社側も、酔っ払いが線路に転落することなども含め防止する目的でホームドアの設置等の対策を取っているものの、技術的な問題もあって既存路線への追加設置は進んでいない(詳しくはホームドアの項を参照)。自殺志願者であれば柵のない所に行ったり柵を乗り越えて飛び込むこともあるため、事故で転落する人は止められても、自殺者をホームドアで止めるのは難しい。一方で、東京メトロ南北線や新交通システムなどで見られる全面ガラス張りのホームドアは軌道への侵入が出来ないため有効的であるが、直線の駅以外では車掌の乗降時の安全確認の業務をさまたげたり、柵と列車の間に挟まれる事故が予想されるなどの難点も多い。


飛び降り

詳細は飛び降りを参照


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen