人体を含め多細胞生物の細胞はごく限られた環境でしか生存できないので、化学物質に晒されて体表の細胞の機能が損なわれると結果として熱傷と同じ状況になる。粘膜以外の皮膚表面では角質層に覆われている為、付着した量や角質層に対する透過性の差が化学的腐食の強度の差として現れる。 体表が化学的腐食を受けた場合、初めになすことは水で15分以上洗い流すことである。水溶性が低くても連続的に洗い流されることによって、付着物の濃度が下がり熱傷の拡大をふせぐことができる。中和などの試みは、まず効果を上げることは無く、かえって熱傷を拡大させる。
呼吸器が冒された場合は、直後には症状が現れなくとも、数時間後に肺水腫となり致命的になる場合があるので、軽度でも医療機関の治療を受けるべきである。
生体由来物質に細菌や真菌(特にカビ類)が取り付き、その物質を消化吸収して侵食する状態を腐食とよぶことがある。また、生物的腐食を「腐食」、それ以外のものを「腐蝕」として区別することもある。細菌や真菌が増殖し置換されて行くので、外見あるいは構造が損なわれる。通常は外部に分泌された酵素により生体由来物質が消化分解される。
生物学的腐食を防ぐには殺菌処理を定期的に施す必要がある。
外部リンク
⇒ねじ込み式管端防食継手の耐食性に関する研究
カテゴリ: 物理化学の現象 | 鉄 | 材料工学 | 誤動作 | 劣化 | 金属
更新日時:2008年8月16日(土)11:14
取得日時:2008/10/08 01:15