糖尿病
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世界糖尿病デー

上述の通り、現在、糖尿病を世界の成人人口の約5?6%が抱えており、その数は増加の一途を辿っている。また糖尿病による死者数は、後天性免疫不全症候群(AIDS)による死者数に匹敵し、糖尿病関連死亡は、AIDSのそれを超えると推計している。このような状況を踏まえ国際連合は、国際糖尿病連合(IDF)が要請してきた「糖尿病の全世界的驚異を認知する決議」を2006年12月20日に国連総会で採択し、インスリンの発見者であるバンティング博士の誕生日である11月14日を「世界糖尿病デー」に指定した。日本でも、2007年11月14日には東京タワーや通天閣などを「世界糖尿病デー」のシンボルカラーである青にライトアップし、糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発活動が展開された。

なお、国連が「世界○○デー」と疾患名を冠した啓発の日を設けたのは、12月1日の「世界エイズデー」に引き続き、「世界糖尿病デー」が2つ目である。


分類

糖尿病は、耐糖能が低下する機序(メカニズム)によって1型糖尿病と2型糖尿病に分けられる。また近年、境界型糖尿病も重要視されている。それぞれの病型によって原因は異なると考えられている。一言に糖尿病といっても多種多様な病気を含んでいて、本来症候群とでもいうべき疾患群である。糖尿病患者のほとんどを占める1型、2型の原因については確定的なことは何も分かっていない。ここでは提唱されている仮説について分類と合わせて述べていく。1型と2型を除いたほとんどの糖尿病については原因が明らかなことが多い。



1型糖尿病

1型糖尿病(いちがたとうにょうびょう)(ICD-10:E10)は「インスリン依存型糖尿病」ともいい 、膵臓ランゲルハンス島インスリンを分泌しているβ細胞が死滅する病気である。ほとんどの患者が20歳までに発症することから昔は小児糖尿病とも呼ばれていた。しかし、20歳を過ぎて発症する例も少なくない。血糖を下げるホルモンであるインスリンの分泌が極度に低下するか、ほとんど分泌されなくなるため血中の糖が異常に増加する。20世紀前半にインスリンが治療応用されるまでは、極度の食事制限を要する致死的疾患の一つであった。血中に自らの膵細胞を攻撃する自己抗体が認められるものを1A型(自己免疫性)、ないものを1B型(特発性)とする。飲み薬は無効で、患者はかならず注射薬であるインスリンを常に携帯し、毎日自分で注射しなくてはならない。インスリンを注射しなければ、容易に生命の危険に陥る。また、1型糖尿病のなかでも、特に20歳を過ぎてから発症する「劇症1型糖尿病」という数日間でインスリンが枯渇するさらに危険な病もある。診断の基準としては抗GAD抗体、抗IA2抗体が陽性かどうかが重要である。2型と違い遺伝素因は少ないとされている。生活習慣病である2型とは違い、1型は生活習慣病ではない。また1型糖尿病では甲状腺疾患を合併しやすいことが知られているため女性では注意が必要である。


1型糖尿病の原因

自己免疫の異常が重要な要因の一つと考えられている。しかし、自己免疫系はそれ自体が不明な部分を多く残すため、1型糖尿病の発症メカニズムも正確には明らかではない。

自己免疫疾患の遺伝的素因(HLA-DR、DQ、PTPN22、CTLA-4など)

自己抗体(ICA、抗GAD抗体、抗IA-2抗体、抗インスリン抗体など)

分子模倣(コクサッキーBウイルスと抗GAD抗体の抗原であるグルタミン酸デカルボキシラーゼの相似性を根拠とする、そのほかエンテロウイルスEBウイルスがよく候補に挙げられる)

一方、1型糖尿病の一部には自己抗体が証明されず、膵臓にも炎症細胞の浸潤が証明されないものもある。これはあきらかに自己免疫性とは言えないものである。アジア、アフリカ人に多いとされるこの病型の原因についてはほとんど不明である。


1型糖尿病の疫学

発症率(0?14歳)は日本では10万人に1.5人(1993年日本糖尿病学会小児糖尿病委員会より) 

最近、世界的に1型糖尿病の発症率の増加が報告され、環境要因との因果関係が疑われている(IDF報告およびLancet2004 Nov 6-12:1699-700.より)。


2型糖尿病

2型糖尿病(にがたとうにょうびょう)(ICD-10:E11)は「インスリン非依存型糖尿病」ともいい、インスリン分泌低下と感受性低下の二つを原因とする糖尿病である。欧米では感受性低下(インスリン抵抗性が高い状態)のほうが原因として強い影響をしめすが、日本では膵臓インスリン分泌能低下も重要な原因である。少なくとも初期には、前者では太った糖尿病、後者ではやせた糖尿病となる。遺伝的因子と生活習慣がからみあって発症する生活習慣病。糖尿病全体の9割を占める。基本的には除外診断によって診断していく。気をつけるべき点としては2型にみえる1型糖尿病が存在するということである。SPIDDM(slowly progressive IDDM)と言われるものがある。1型にしては30?50歳で発症と発症年齢が高く、臨床像は2型そのものだが徐々にインスリン依存状態に陥っていく。こういった患者は抗GAD抗体が持続陽性となっており、検査をしないと1型とわからない。SU剤が一時期効果あったかのようにみえることもあるが基本的に1型糖尿病であるのでSU剤は進行を進める作用となるので注意が必要である。


2型糖尿病の原因

2型糖尿病の原因についても明らかではない。主な病態が「インスリン抵抗性」と「インスリン分泌低下」の二つであり、それぞれに原因が提唱されている。大筋を言うと、遺伝的に糖尿病になりやすい体質の人が、糖尿病になりやすいような生活習慣を送ることによって2型糖尿病になると考えられている。そのような生活習慣とはどのようなものかについては意見の食い違いがある。遺伝的な原因としては、日本人や東アジア人種においてKCNQ2遺伝子上の塩基配列の個人間の違いが2型糖尿病の引き金となる比較的確かな証拠が得られている[1][2]。白人においては既に10個前後の遺伝子が糖尿病の遺伝因子として報告されているが、特にPPARG、KCNJ11、TCF2L7遺伝子は多くの研究が支持する遺伝因子である[3] [4][5]。このような遺伝因子に付いては現状ではまだ探索の段階であり、将来的には新たな予防や治療に結びついてゆくものと思われる。

近年特に国際的に特に注目されていて、広く認められている研究成果としては、アディポネクチンをはじめとするサイトカインネットワークの異常を原因とするものや、あるいは炎症を原因と考えるものなどがある。

アディポサイトカイン(アディポネクチンTNF-αレプチン、レジスチン、RBP4)

食事パターン

内臓脂肪型の脂肪分布パターン

喫煙
2007年に発表されたメタ分析[6](対象論文25、調査人数1200万人)によれば、喫煙者は非喫煙者よりも2型糖尿病の罹患率が1.6倍高いという。さらに、喫煙量と罹患率には正の相関があり、特にヘビースモーカーでは罹患率がさらに高いと報告されている。

炎症

小胞体ストレス


2型糖尿病の疫学

日本では以下のように言われている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki