基本的な簿記である商業簿記に対して、それ以外の簿記のことを応用簿記と称する。
農業簿記:工業簿記のように原価計算を伴う。個人事業主の多い日本の農業では、家計との区別をつける意味合いも持つ。
林業簿記:農業簿記と同様に、第一次産業である林業における簿記。
漁業簿記:漁場料や餌代といった経費を特徴とする漁業における簿記。
建設業簿記:大規模な資金と労働力、そして長期間掛かる建設業のための簿記である。
銀行簿記:貨幣を商品とする企業と考えることができる。特徴は銀行簿記を参照。
官用簿記:収入は税金であり、財務状況(収支)をみるために主に使われる。
組合簿記:非営利団体であり、収支均衡に着眼点がある。
農協簿記:農業協同組合で使われる。農協で使う様々な業種をカバーする。
家計簿記:いわゆる家計簿。貯金以外の現金の収支を記した単式簿記が多い。
貨幣経済の誕生・発展の中で貨幣の量の勘定・記録が必要となり、発明された。 ローマ時代の古代彫刻の中に商業帳簿が彫られていることが確認されており、その歴史は古代へさかのぼると推察されている。ローマの他、ギリシャ・バビロニア・アッシリア・エジプトなどでも古代の時点で簿記が存在していたことが推定されている。しかし、その頃の簿記は、まだ単式簿記であった。 その後、ルネッサンス時代にルカ・パチョーリ(Luca Pacioli 1445年 - 1517年)が複式簿記を考案。 1494年にヴェネツィアで出版されたルカ・パチョーリの「算術幾何比例要覧」(Summa de arithmetica, geometria, proportioni e proportionalita)は、組織的簿記を代表する最古の文献として知られている。
組織的な簿記としての複式簿記は、14世紀から15世紀に掛けての時期に、イタリアで成立したといわれる。当時のイタリアでは、前期的商業資本の台頭に伴い、商品生産・商品取引が発展しつつあった。そのような経済状況の中で、それまで普及していた債権・債務の記帳法(擬人法)は継承しながら、商品勘定(口別商品勘定)などの物的勘定、資本勘定及び名目勘定(損益勘定)を導入して、組織的簿記が完成された。 現在、単に「簿記」と言う場合、複式簿記を指すと考えるのが一般的である。
外部リンク
⇒日本商工会議所
⇒『明治事物起源』「簿記学の始」(1908年)国立国会図書館
カテゴリ: 会計
更新日時:2008年10月3日(金)22:54
取得日時:2008/10/08 12:44