空気銃は圧搾空気を使用して弾丸を発射するわけだが、圧縮空気を溜めるシリンダーは高圧に耐えなければならないし、そのバルブには、耐圧性もさることながら精密機械加工技術が必要であった。このため、初期の段階ではあまり高圧の圧搾空気を用いる事ができず、威力は無いに等しいものであったため、火気が使用できない屋内での射撃練習用の銃として使用されていた。
しかし年々加工技術が発達してくると、次第に威力も高い物となり、狩猟などといった実用に供する物に成ってきた。また、初期の銃である火縄銃とは違って、悪天候下でも弾丸の発射できる空気銃は、非常に高く評価された反面、圧縮空気を溜めるのに数十回はポンピングする必要があって、到底実用的とは云い難かったようである。日本で、空気銃(当時は気砲と呼ばれた)を初めて作ったのは、鉄砲鍛冶職人の家に育った ⇒国友一貫斎(国友藤兵衛1778年?1840年)が1819年に、オランダから伝わった玩具としての風砲(気砲)を元に、実用レベルの威力を持つ物を完成させたのが初めだと言われる。
狩猟用の空気銃は、明治・大正の頃からあったようだが、実用的な狩猟用空気銃が、一般に広く販売され始めたのは主に戦後の事で、中高生から大人に至るまで、気軽な鳥類や小動物を食用などにするための狩猟に、広く使用された。なお、1958年の銃刀法制定や狩猟法の改正等に伴い、銃の登録と使用者の免許や狩猟許可制が強化された事に伴い、一旦は非常に使用者が減ったものの、近年になってスポーツ射撃や狩猟が再び注目を集め、徐々に使用者は増えつつあるようである。
外部リンク
⇒社団法人 大阪府猟友会
カテゴリ: 武器
更新日時:2008年8月9日(土)10:00
取得日時:2008/10/08 16:18