法令での使用例を見ると、禁錮、禁固、禁こ、の3種がある。したがって、どれも間違いではない。 しかし、刑罰について規律する刑法典の表記が「禁錮」であるから、一応これが正統な表記と言えるであろう。また、漢字の意味から考えても、禁錮とすべきだと思われる。
戦前は「禁錮」であった。ところが、戦後、政府は国語国字改革を推進し、当用漢字や常用漢字を定めるなど、法令・公用文書・新聞・雑誌および一般社会で使用すべき漢字を限定した。その中には「錮」は入っていないため、労働組合法(1949年)や自衛隊法(1954年)などは「禁こ」と表記し、改正刑法草案(1974年)は「禁固」と表記している。1995年の刑法の表記平易化を目的とする改正においても、一応「禁錮」の表記について問題となったが、結局変更されず現在に至る。
関連項目
法律上の身柄拘束処分の一覧
カテゴリ: 刑法 | 刑罰
更新日時:2008年9月9日(火)04:00
取得日時:2008/10/10 23:46