2004年度日本国内生産量は 630,290 t、消費量は 331,347 t である。ヴィルヘルム・オストヴァルト考案のオストワルト法による生産が一般的である。
アンモニアを白金触媒の存在下で 900 ℃ 程度に加熱すると一酸化窒素が得られる。 触媒にはこのほかにCuO-MnO2系や、Fe2O3-Bi2O3系などの金属酸化物触媒も、かつては用いられたことがあったが、触媒活性で劣っていたり、反応中に触媒が微粉化してしまうため、現在では、白金に少量のロジウムを加えた金網状の触媒が用いられている。 そのほかに粘土によっても酸化に成功した事例もあるが、収率は半分以下である。4 NH3 + 5 O2 → 4 NO + 6 H2O
一酸化窒素は空気中の酸素と反応し二酸化窒素となる。2 NO + O2 → 2 NO2
二酸化窒素を水[温水]と反応させると硝酸と一酸化窒素が発生する(一酸化窒素は最初のサイクルに戻る)。(冷水との反応は二酸化窒素を参照せよ)3 NO2 + H2O → 2 HNO3 + NO
全体として、NH3 + 2 O2 → HNO3 + H2O
硝酸イオン(しょうさんイオン、NO3?)は硝酸およびその化合物の電離、分解によって主に生じる1価の陰イオン、窒素化合物。硝酸は強い酸化剤なので、多くの金属と塩を生成する。また一般に、金属の硝酸塩は水に溶解しやすい。
詳細は硝酸塩を参照
消防法により硝酸塩類は危険物 第1類 酸化性固体に分類される。
硝酸カリウム (KNO3)
硝酸ナトリウム (NaNO3)
硝酸アンモニウム (NH4NO3)
硝酸ウラニル (UO2(NO3)2)
硝酸カルシウム (Ca(NO3)2)
硝酸銀 (AgNO3)
硝酸鉄(II) (Fe(NO3)2)
硝酸鉄(III) (Fe(NO3)3)
硝酸銅(II) (Cu(NO3)2)
硝酸鉛(II) (Pb(NO3)2)
硝酸バリウム (Ba(NO3)2)
硝酸は好気性菌によって生物の屍骸等からアンモニア、亜硝酸を経て生成される。さらに嫌気性菌によって窒素等に分解され空気中等に放出されていく。なお、アクアリウムの生態系において嫌気性菌の発生は困難であり、水槽中に硝酸が分解されないまま溜まっていくので、高濃度となる以前の適度な水換えが必要となる。ただし一般的に、アクアリストにとって硝酸はアンモニアや亜硝酸との比較において毒性の低い物質と認識されている。
高野長英は蛮社の獄により投獄されたが火事により脱獄、そのときに硝酸で顔を焼き人相を分からなくした。
参照資料
⇒日本国 経済産業省・化学工業統計月報
関連項目ウィキメディア・コモンズには、 ⇒硝酸塩 に関連するカテゴリがあります。
ダイナマイト
空中窒素固定
工業中毒
酸性雨
硝酸菌
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更新日時:2008年8月14日(木)12:35
取得日時:2008/09/06 12:51