次の順番で行うと費用対効果が高いとされている。
不要な機器の停止。
温度・照度などの設定の見直や、運用方法の改善。これに関連して「クール・ビズ・ウォームビズ」の取組みもある。
製造業などでは、工程・製造方法の見直し。
設備・機器の補修、効率的な設備への取替え。
電力をできる限り節約。
日本では、冷房よりも暖房・給湯の省エネ努力が重要となっている。これは冷房機器に比べ暖房・給湯設備に対するヒートポンプ機構を用いた機器の普及割合が低いことが大きな原因である。その結果、冷房の温度よりも、シャワーの温度設定やお湯の使い方の改善の方が、省エネ効果が高くなっている。
断熱
尚、建物内の温度管理に関しては、外部からの熱の流入・若しくは外部への熱漏出を防止する事で、これら温度維持に使用されているエネルギーの消費を抑える事が可能である。古くより断熱材を多用する事でこの効果がある事は知られていたが、近年では安価で高性能な断熱材も増えた事から、建物建設などに積極的に利用する動きも見られる。特に近年の密閉性が高い現代建築様式では、断熱材利用による温度維持効率の向上は著しい。
ヒートポンプ
近年、ヒートポンプの高効率化によって、エアコンの省エネ化がすすんでいる。 また、エコキュート、ヒートポンプ給湯機、ヒートポンプ式温水床暖房、ヒートポンプ式温水融雪機、ヒートポンプ式洗濯乾燥機などヒートポンプ技術を活かした省エネ製品が続々と誕生している。
コジェネレーションシステム
発電時に出る排熱を使ってお湯を沸かす等して、総合効率を高めるシステム。大規模工場等で採用されてきたが、近年、ガスエンジンコジェネレーション「エコウィル」や、燃料電池「ライフエル」など、家庭向けのコジェネレーションシステムも登場した。
機器の交換
省エネ機器への買い換えによる省エネの達成。トップランナー制度の導入により、技術向上が著しい。製品カタログや広告には統一省エネラベルが掲載され、ラベルの年度・星5段階の省エネ性能表示・メーカー名・機種名・省エネ基準達成率・年間消費電力量・1年間使用した場合の目安電気料金が表示されている。これらは、 ⇒省エネ型製品情報サイトから誰でも検索・印刷することが可能である。また、省エネルギー型製品販売事業者評価制度に基づき、優良店は省エネ型製品普及推進優良店ロゴマーク(eShop)を使用できる。
エネルギーの使用の合理化に関する法律により、各種措置が定められている。
エネルギー使用の合理化の判断基準: 各種手法の適用方法が示されている。
エネルギー管理指定工場 : 一定以上のエネルギーを使用する工場・事業所の行うべきことが定められている。
エネルギー管理士・エネルギー管理員 : エネルギー管理指定工場でのエネルギー管理を行う資格。
財団法人省エネルギーセンターは1977年より毎年2月を「省エネルギー月間」、また1980年4月より毎月1日を「省エネルギーの日」としていて、その内毎年8月1日は「夏の省エネルギー総点検の日」、毎年12月1日には「省エネルギー総点検の日」として重点的に実施されている。
関連用語
トップランナー制度
省エネルギー法に導入されている、電気製品・自動車の省エネ基準を、市場に出ている製品の中で最高のレベルに設定すること。
CASBEE
国土交通省主導で開発され改良の進められている、建築物の環境負荷低減と居住環境の快適性を総合評価するシステム。省エネ・省資源・リサイクル性能などを中心にした多岐にわたる基準で評価を行い、新築・既存・改修それぞれを対象としている。
BEMS
ビルの機器・設備等の運転管理によってエネルギー消費量の削減を図るためのシステム。
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