牛久の地名の由来には諸説あるが、古語に由来するものと考えられる。ただし、龍ケ崎市の金龍寺に「怠け者の小僧が牛になってしまい、沼に身投げをした。そこから『牛を沼が食った』『牛食う沼』と変わり、その沼が牛久沼と呼ばれるようになった」という昔話が伝わっており、沼の名の由来・地名の由来ともに、この伝説がまるで真説のように流布している。なお、牛久沼は現在の龍ケ崎市に位置する。
「潮来」(うしおく)が「うしく」になったとする説、アイヌ語で「密生した葦」を示す"uski"が語源であるという説、鵜宿あるいは卯宿(うしゅく)が転じたとする説などもあるが、上記の金龍寺の伝説が一般に支持されている。
沿革
1804年 - 牛久一揆
1878年 - 津田出が女化に日本初となる「洋式」大農場を開設
1889年4月1日 - 町村制が施行され河内郡牛久村設置
1896年3月29日 - 河内郡は信太郡と合併、稲敷郡となる
1896年12月25日 - 牛久駅が開業
1903年9月 - 神谷傳兵衛がシャトーカミヤでワインの生産を開始
1954年1月1日 - 町制施行、牛久町となる
1954年4月1日 - 岡田村と合併、新町名は牛久町とする
1955年2月10日 - 稲敷郡奥野村を編入
1986年6月1日 - 市制施行、牛久市となる
1998年3月14日 - ひたち野うしく駅が開業
市長
池邉勝幸(2003年10月3日就任、2期目。自由民主党、公明党と民主党支部推薦)
財政
2008年度(平成20年度)は204億6,000万円の一般会計予算が組まれており、歳入の約59%が市税で、特に目立った基幹産業がないことから、そのうち約半分が個人市民税に依る。一般会計からの支出は民生費が最も多くを占め、ついで教育費、土木費、総務費が続く。また、同年度は8つの特別会計で140億460万円の予算が組まれている。
地方交付税は、近年の三位一体の改革の影響を受けて、2007年度(平成19年度)より普通交付税の不交付団体となっている。
負債については2006年度(平成18年度)末時点で、地方債現在高比率166.4%(県内ワースト24)、実質的な債務残高比率184.9%(県内ワースト23)、将来にわたる財政負担比率139.6%(県内ワースト29)と、近隣と比較して比較的良好な財政運営といえる。
議会
議員定数:22
会派別構成(2007年9月12日現在)
自友クラブ(自民党員・保守系議員、9名。保守系会派の「フリーダム」、「政友クラブ」と保守系無所属2名が合流)
(元・フリーダム(4名))沼田利光(議長)、石原幸雄、柳井哲也、小松ア伸
(元・政友クラブ(3名))板倉宏、中根利兵衛、根本洋治
日本共産党(3名)
利根川英雄、鈴木かずみ、遠藤憲子
公明党(3名)
茶谷巖、宮原節子(副議長)、尾野政子
会派「新風」(2名)
津脇尚志、須藤京子
無会派(7名。2007年5月現在)
山本恵美子、大谷雅彦(政治団体「21世紀倶楽部」)、黒木のぶ子(民主党)、田中道治(民主党)、山越守、杉森弘之(新社会党)、市川圭一
広域事務
茨城租税債権管理機構
茨城県市町村総合事務組合
茨城県南水道企業団
龍ヶ崎地方衛生組合
稲敷地方広域市町村圏事務組合
牛久市・阿見町斎場組合
利根川水系県南水防事務組合
国の機関
東日本入国管理センター(俗称、牛久入管) - 牛久市久野町1766
小野川、稲荷川、乙戸川沿いの沖積低地では稲作、洪積台地上ではラッカセイ、ゴボウ、ニンジン、メロン、スイカなどの畑作が行われている。
太田胃散やニコニコのりなど中小規模の工場の他、旧奥野村地域には筑波南桂工業団地、筑波南奥原工業団地がある。
牛久駅前には中堅スーパーマーケット、イズミヤ(本社・大阪市)を核とするショッピングセンター「エスカード牛久」は1987年に再開発で誕生した、市内唯一と言える複合型商店である。1983年に西友牛久店が開業しているが、1995年に撤退した。他牛久駅周辺に小規模商店がある程度集積するが、規模の大きい商店街は存在していない。ひたち野うしく駅周辺を含む新興住宅地や幹線道路沿いにあるスーパーやレストラン、家電量販店などの郊外型店舗が客の流れの上では主流となっている。2006年12月にひたち野うしく駅前に市内初の郊外型の大規模複合型ショッピングセンターとしてウォルマート傘下の西友が開店した。