味付けは、主に二種類で、塩のみを使用した塩(しお)と、醤油、味醂、酒、砂糖などから調整された甘辛いタレをつけ焼いたタレがある。焼き鳥屋では通常、オーダー時に塩かタレかを聞かれるが、メニューによっては塩またはタレのみのものもある。炭火で焼いたものが、香りや食感がよく、美味とされている。
食べる際に付ける香辛料として、好みで一味唐辛子、七味唐辛子、粉山椒、ワサビ、胡椒などが用いられる。
焼き鳥屋は、しばしばそのメニューに独特の用語を用いる。
鶏肉を用いるもの
正肉、かしわ:もも肉または胸肉
セセリ:首の周りの肉
ささみ
手羽先
手羽元
チューリップ:手羽元の根元にぐるっと一回り包丁目入れて引っ張ると形が植物のチューリップの様になるのが名前の由来である。
ボンジリ、ボンチリ、ボンボチ、三角、ヒップ:尻の肉
皮、鶏皮
ハツ、ヘルツ:心臓
ずり、砂ずり、砂肝:砂嚢
アカ、レバー、肝:肝臓
まめ、まめ肝:脾臓
白レバー:フォアグラのように肥大化した肝臓
つくね:挽き肉を団子状または棒状にしたもの。卵黄と共に食べることもある。
ねぎま(葱間):ネギと肉(本来はマグロ肉)を交互に串に刺したもの。ねぎまの「ま」は鮪(まぐろ)のことであるが後に鶏肉に転用されたものを呼称するようになった。
マツバ(鎖骨):笹身の付け根で鎖骨の部分。左右二本の一対がつながっており、V字型がちょうど松葉に似ていることから“マツバ”と呼ばれている。
カッパ(胸なんこつ):マツバ(鎖骨)のすぐ下にある胸の軟骨。マツバとカッパを一緒に見ると、河童の顔に似ていることから職人さんの間で使われたのが語源と言われる。Y字の形が生薬をすりつぶす道具、薬研(やげん)にも似ていることから、“やげん”または三角とも呼ぶ。
きんかん・チョウチン:内臓の未成熟卵
トサカ、冠:鶏冠
畜肉を用いるもの
豚、豚バラ:豚のばら肉
カシラ:豚の頬肉
豚トロ、Pトロ(ピートロ):豚の頬から肩にかけての霜降りの肉
サガリ、ハラミ:牛の横隔膜
ハツ、ヘルツ:心臓
シロ、シロモツ(白物)、ダルム:豚の腸
ハツモト、コリコリ、タケノコ、フエ、センポコ:牛や馬の心臓につながる太い血管
豚足
その他
いかだ(筏):ネギ(長ネギ)だけを串に刺したもの。ネギが回転しないようにしばしば2本の串が刺してある。
ししとう
ウズラ卵
厚揚げ
キノコ類(シイタケ、エノキ、エリンギなど)
大衆グルメの「やきとり」を日本を代表する「和食」として、世界に通じる食文化に築き上げる全国組織である。略称:全や連。2005年11月22日に東京で「(第一回)やきとりサミット」が開催され、「五大やきとりの街」(北海道室蘭市、福島県福島市、埼玉県東松山市、愛媛県今治市、福岡県久留米市)の代表が集まった。煙・酒・夜・親父・涙といったイメージだけでなく、昼間女子高生がおやつ感覚で食べるもの、ファミリーで楽しむ和食の一つとしてのイメージアップを願い意気投合。2006年1月1日に設立された。
現在は前述の五都市に北海道美唄市と山口県長門市を加えた「七大やきとりの街」として活動。町おこしの一環としても期待されている。
2007年4月17日の第三回やきとりサミットにおいて、8月10日を「やきとりの日」に決定した。
近年、焼き鳥に関連したイベントとして、焼き鳥一本の長さを競うイベントが全国各地で開催されている。福島県川俣町が2000年に達成した10mの記録に和歌山県日高川町が挑戦した際、全国やきとり連絡協議会が「1本の竹串を用いる」「焼き上がった時点で折れていない長さで測定する」などの公式ルール『セカチョウ(世界一長い焼き鳥)競技規則』を定めており、現在はこれに則ったものを“世界記録”として認定している。更新されている記録は下記の通り。
2006年8月14日(和歌山県日高川町) - 11m07cm
2006年8月26日(福島県川俣町) - 12m27cm
2006年10月22日(山口県長門市) - 13m28cm
2007年4月22日(和歌山県日高川町) - 16m46cm
2007年5月27日(岩手県二戸市) - 17m00cm