火葬
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世界における火葬

世界的にみて、火葬は必ずしも普通の習慣ではない。

儒教では火葬は身体の毀損行為であり、中国の歴代王朝の法典においても禁止が明記されている(中純夫「樗村沈ラにおける華夷観念と小中華思想」「京都府立大学学術報告人文・社会」2003年12月ISSN:13433946)。これを踏まえて日本の火葬に立ち戻るなら、その儒教の国(唐)から渡来した仏教の僧道昭が、日本における火葬の嚆矢となったことは非常に興味深い事実といえる。

また、ユダヤ教およびこれに起源を持つキリスト教イスラームでは、最後の審判における死者の復活の教義を持ち、この際もとの体が必要と考えられているため、火葬への禁忌が強いが最近では火葬も増えている。アメリカ合衆国での火葬率は、プロテスタント保守派の間で禁忌が強いこともあり20%強にとどまるといわれるものの、一方で、同じキリスト教圏にあるともいえるイギリス、及び同国の影響下にある、あった国々の多くでは、いずれの70%強、ないしこれに準ずるの火葬率を示していることから、火葬と、これを禁忌とする素因を宗教的側面については、一定の留保をもって臨む姿勢が求められるであろう。

火葬が主流の日本国内で暮らすイスラム教徒が、土葬が行い得る墓地を自力で確保したという事例もある。一般的には、これらの宗教圏では、遺体を焼くことは死者への侮辱と取られる場合すらあるといわれている。しかし、このイスラームの場合も、 ⇒宗派によって温度差はあり、世俗的、温和的宗派の場合には許容する姿勢を見せる場合もあるともいわれる。


参考文献

勝田至『死者たちの中世』、吉川弘文館、2003年7月。ISBN 4-642-07920-3

上高津貝塚ふるさと歴史の広場編『火葬と古代社会?死をめぐる文化の受容(上高津貝塚ふるさと歴史の広場第11回特別展)』、上高津貝塚ふるさと歴史の広場、2006年3月。

島崎昭『火葬概論』5訂版、日本環境斎苑協会、2007年4月。

横田睦「お骨のゆくえ」(平凡社新書/平成12年)


関連項目

火葬場

葬制

土葬

水葬

鳥葬

樹木葬

自然葬

洗骨

死生観

無縁仏

墓地


外部リンク

NPO法人 日本環境斎苑(火葬場)協会

火葬研究協会
カテゴリ: 出典を必要とする記事 | 死に関する慣習 | 仏教行事 | 葬送

更新日時:2008年9月20日(土)16:48
取得日時:2008/10/01 20:14


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki