灌仏会
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風習

日本では、様々な草花で飾った花御堂(はなみどう)を作って、その中に灌仏桶を置き、甘茶を満たす。誕生仏の像をその中央に安置し、柄杓で像に甘茶をかけて祝う。

宗派に関係なくどの寺院でも行う(但し釈迦を本仏としない富士門流日蓮正宗等)は除く)。甘茶は参拝者にもふるまわれ、甘茶で習字をすれば上達すると言われたり、害虫よけのまじないを作ったりもする。南伝仏教や蔵伝仏教では5月頃に行うウェーサク祭やサガダワ祭が灌仏会に相当する。一方、日蓮正宗では日蓮の誕生日にあたる2月16日に「御誕生会」が行われ、大石寺では御影堂での法要の後、五重塔で御塔開きのお経が行われる。

なお、花まつりの名称は、明治時代浄土宗で採用された呼称で、それ以来、宗派を問わず灌仏会の代名詞として用いられている。お寺が経営している幼稚園保育園では、こちらの名称の方がよく知られている。子どもたちにとっては、甘茶をいただく日。又、稚児行列を出す寺も多い。

失敗して物をダメにする事を「おしゃかになる」と表現するが、これは灌仏会に因むものである。江戸の鍛冶職人の隠語として、あぶり過ぎて鈍ってダメにしてしまった金物に対して、江戸っ子訛りで「しがつよかった(火が強かった)」=「四月八日だ」=釈迦の誕生日、というつながりで成立したとされる。


稚児行列が登場する花まつり

北海道

東北

北関東

4月8日:龍光寺富岡市

5月5日:永源寺(坂戸市おいらん道中も登場)

5月5日:大光院太田市

5月8日:光泉寺草津町手古舞も登場)


南関東

4月上旬:護国寺文京区


甲信越

東海

北陸

京都府

その他の関西

中国四国

九州


関連項目

花祭り -- 愛知県三河地方山間部で行われる霜月神楽の別名

お会式

お十夜


参考文献

片茂永「花祭りの創出・軍国調・衰弱」『文明21』第13号,愛知大学国際コミュニケーション学部,2004年.

片茂永『初八日民俗論』民俗苑(ソウル),2002年.


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更新日時:2008年5月11日(日)01:47
取得日時:2008/07/25 12:06


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