満州語は類型論的に膠着語に分類され、語順は日本語と同じく「主語―補語―述語(SOV)」の順である。修飾語は被修飾語の前に置かれる。
si manju bithe tacimbi. (汝は満洲の書を学ぶ)
主語 修飾語 被修飾語
補 語 述語
また、関係代名詞がなく代わりに動詞が連体形を取って名詞を修飾するのも日本語と同様である。
soktoho niyalma (酔った人)
連体形 名詞
体言の曲用は語幹の後ろに膠着的な語尾(助詞)が付くことによって表される。体言の格は主格(語尾なし)・属格(-i/-ni)・対格(-be)・与位格(-de)・具格(-i/-ni)・奪格(-ci)・沿格(-deri)がある。終格(-tala/-tele/-tolo)を認める場合もある。
人称代名詞には1人称単数 bi、1人称複数 be および muse、2人称単数 si、2人称複数 suwe、3人称単数 i、3人称複数 ce がある。1人称複数 be は聞き手を除外した形、muse は聞き手を含めた形である。
指示詞は近称と遠称の2系列からなる。ere(これ)― tere(それ)、uba(ここ)― tuba(そこ)、enteke(こんな)― tenteke(そんな)、uttu(このように)― tuttu(そのように)などがある。
疑問詞には we(誰)、ya(どれ、誰)、ai(何)、aiba(どこ)、antaka(どんな)、ainu(なぜ)、atanggi(いつ)、adarame(どのように)などがある。
満州語の形容詞は語形変化をしない不変化詞である。
動詞は終止形・連体形・副動詞形(接続形)がある。連体形は文末に来て終止形として用いられることが少なくない。
後置詞は、ある種の単語の後ろに来てさまざまな文法的意味を付け加える付属語である。大きく分けて、体言の格形の後ろに来て格関係を表すもの、用言の後ろに来て副動詞的に用いられるもの、文末についてさまざまなニュアンスを表すもの(日本語の終助詞に似る)がある。
語彙目録は「満州語の語彙集」を参照せよ。
満州語研究機関・研究家
黒龍江省満語研究所
中央民族大学中国少数民族語言文学学院少数民族語言文学系
愛新覚羅ウルヒチュン(日本名:吉本智慧子):満州語、女真語、女真文字、契丹語、契丹文字を研究。
日本大学文理学部史学科加藤研究室
脚注[ヘルプ]^ 現在の中国で認定されている「満族」のうち、満州語を母語として話す(または話していた)ことが確認されているのは黒龍江省の農村部に分布するごく少数である。それ以外、特に都市部に居住する「満族」は中国語を母語としている。清朝は満州族に対し満州語の学習をたびたび奨励したが、書記言語は公用文として使用されたものの、音声言語の使用は次第にすたれた。最後の皇帝であった愛新覚羅溥儀は幼少時に伊克坦(イクタ)という教師から満州語を学んだがついに習得できなかった。
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⇒満州博友網(中国語、満州語)
⇒満族網(中国語)
⇒吉祥満族
⇒瀋陽満族聯誼會
⇒中華民国満族協會
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更新日時:2008年5月27日(火)05:20
取得日時:2008/07/05 11:34