海賊版
不朽の名作から
ケータイ小説(笑)まで

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コンピュータソフトウェア

コンピュータソフトウェアに関しては、近年はブロードバンドの普及により、WinMXWinnyなどを用いた、不正コピーソフトウェアの交換等が往々にして行われている。

また、秋葉原新宿などの繁華街で最新ソフトと称しパソコンソフトやゲームソフトの不正コピー商品を外国人が路上販売している。「大阪日本橋」でも露天販売している所が存在し、暴力団の資金源の一部になっている。販売されているソフトは大抵、名作が多い。 以前は、パソコン用ソフトウェアのレンタル店も存在していた。

また、Yahoo! オークションを初めとするインターネットオークションサイトにて、不正コピー商品を販売する業者も多く、中には出品ページにて正規品かの様に偽って販売する業者や、不正コピー品を販売する業者も数多く存在する。

また近年はSPAMメールにて、安売りソフトと称して不正コピー商品を宣伝する業者も多い。

その一方で、カジュアルコピーや組織内不正コピーと呼ばれる、友達同士や会社や学校の中などで、違法行為であるとは知らず、あるいは非商用だからいいと著作権法を曲解して、コピー行為をしている事例は昔から多く、大きな問題とされている。

また、家庭用ゲーム機ではROMにバイパス(通常は俗にいうMODチップと呼ばれる、PICマイコンにクラック用のプログラムを書き込んだものを使用したり、ゲーム機にパラレルバス端子がついている物は、そこからクラック用のプログラムを流し込んだりする手法が取られる)などを取り付けて、不正コピーを検査するシステムをスキップさせたり、コピーソフトを読み込ませる前に、特殊なソフトウェアを読み込ませて、コピーチェックを迂回したりする行為も見受けられ、現在は日本ではこの手の商品の販売は不正競争防止法著作権法などで禁止されている。

コンピューターソフトウェアの場合、不正コピー品の正式な用語としては、パイレーツ版であるが、オリジナルの単純な模倣品・複製品はデッドコピーと呼ばれ、オリジナルを土台に異なるブランドに改変したものをパイレーツ版として区別する場合が多い。 またブートレグは、パイレーツ版やデッドコピー版の中でも、コピープロテクションをクラックした版を特に指す場合に使われる事が多い。 前述の音楽の領域での基準で言えば、ゲームソフトウェアのデータ(大抵はプログラム以外)を独自に改変した、いわゆるMOD版やハック版もブートレグに該当するはずだが、これらは通常はブートレグとは別ものとして扱われることが多い。


総論

現時点での日本におけるブートレグ製品の種類の多いミュージシャンを挙げるなら、ビートルズ(解散後の各メンバー分も含む)、レッド・ツェッペリン(解散後のメンバーの活動分も含む)、ジミ・ヘンドリックスピンク・フロイドクイーンディープ・パープル(各メンバー、元メンバー分も含む)、ローリング・ストーンズ(メンバーのソロ活動分も含む)、ボブ・ディランエリック・クラプトンクリームも含む)、キング・クリムゾンプリンスオアシス等である。特に最初の4アーティストは、活動期間が短期間か既に解散したバンドであるのにもかかわらず現在もあらゆる海賊盤新作が断続的に出回っている。

また、単独のアルバムで代表的な海賊盤はビーチ・ボーイズの未発売に終わったスマイル関係も多い。

更に、かつてマニアからターゲットとされていたのは、

ジェフ・ベックのバンドであったベック・ボガート・アンド・アピス(B.B.C.)のセカンドアルバム予定となるはずだった音源集(1曲のみ正式発売)。

エリック・クラプトンの『デレク・アンド・ドミノス』のセカンドアルバム予定曲で、現在は5曲が正式発売され、この未発表曲はほとんど無いとされる。

ボストンの正式サードアルバム『サード・ステージ』以前に本来のサードアルバムとなるはずだった作品群。

プリンスの正式リリース直前にお蔵入りとなった『ブラックアルバム』(現在は正式発表済み)。

ローリング・ストーンズの各段階での未発表曲集など。

などが挙げられる。


法的取締り現状について

日本ではこれらの不法的な「製作や販売」に対して法的には取り締まることが可能ではあるが、国内アーティストの新作の編集盤を販売した以外(特に洋楽では)取り締まられ、処罰されたという例がほとんど無かった。

しかし、1990年代に西新宿の某ブートレグ取り扱い店が取り締まられた例があった。が、「その販売店の経営母体が複数の殺人事件等にからんだ某宗教団体であったため」と海賊版業界内では噂された。事の真偽は別としてその前後を通じても、日本で海賊盤の大手販売店が取り締まられた例はほとんど無いが、前例が生じたことにより法的にはいつでも取り締まり可能とも言える。

なお、カウンターフィット盤に関しては著作権法違反に加え、商標法不正競争防止法にも違反することとなり、その分罪も重くなる。

諸外国では厳しい国も多く、知的財産権を保護するアメリカでは海賊盤(海賊版)を店頭に置くだけで処罰の対象となる。21世紀初頭にビートルズの音源テープを大量に持ち出したビートルズの海賊盤専門のブート業者(海賊盤の製作業者)が現行犯逮捕され、実質上関連レーベルも含めて消滅した。


歴史背景等


登場した当初

最も初期のブートレグは、個人レベルでクラシックなどのコンサートを秘密裏に録音し、個人的に所有していたものを仲間内に配布したりしていた事が起源とされる。ブートレグをポピュラーなものにした最初のブートレグは1969年の夏、アメリカ・カリフォルニア州のレコード店に現れたボブ・ディランの未発表マテリアル集のレコードだと言われている。それはジャケットもレーベルも真っ白だったことから、"The Great White Wonder"と呼ばれた。初回プレスの8,000枚は完売し、さらに40,000枚のコピーが出回ったと言われる。

その2ヵ月後、ローリング・ストーンズのコンサートを収録した『Liver Than You'll Ever Be』がリリースされた。これは1969年のオークランド・コロシアムでのコンサートを収録したもので、真っ白なジャケットにゴム印でタイトルがスタンプされていた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki