コンピュータが普及してからはCD-Rとしての製作やジャケットのカラーコピーが簡単になった。レコードやオーディオテープやビデオテープの通常のダビングはノイズも増加するが、特にCDなどのデジタル製品のダビングの場合は、デジタルコピーでなくとも比較的音質の劣化が少ない。よって、既発売の正式盤の不当コピー対策としてコピーコントロールCD(CCCD)として製作されているものも現在では少なくない。
音楽に関してはビデオやDVDでのライヴ演奏やスタジオ録音風景などの海賊版(DVDに関しては「海賊盤」も使う)も出回っている。当然ながら「書籍」や「写真集」などにも「海賊版」は存在しうる。
例:宮沢りえの1991年の写真集『Santa-Fe』の海賊版が、当初、東南アジア一帯で出回ったことがあった。
ウルトラセブンのオリジナルが数回目の再放送をした時点(1970年代初頭)で、その第12話が被爆者側からと言われる抗議により欠番となり、裏でテレシネされたものが徐々に出回っていった。当時は家庭用ビデオが出始めた時代であったため、画像や音質の悪い何度もコピーが繰り返された「海賊版ビデオ」がその後もファンやマニアの中で出回っていた。しかし、この英語バージョンが1990年代半ばから後半にかけて何度かアメリカ合衆国で放送され、そのコピーが日本へ逆輸入され、現在も「海賊版」として出回っている(詳細はスペル星人の項を参照)。
アニメでも中国などで海賊版が横行しておりOVA作品も標的になりつつある。(仮にブルーレイにビデオ作品のみのコピーガードを導入すれば抑えられる)
音楽作品としては、ビートルズの全映画作品中唯一正式発売されていないレット・イット・ビーがブート業者のターゲットとされていたが、これも2003年の時点で正式リリースが決定した。その他、ビートルズの映画作品以外の映像作品に関しては海賊版対策も含め『日本公演』『エド・サリヴァン・ショウ』出演時の作品など次々に映像化されている。
映画やライヴ映像のビデオなどでもコピーガード付の製品が普及した。DVDは通常の専用機材では基本的にコピー不可能。
最近では海賊版のビデオ作品にもコピーガードをつけたり、コピーガードごとコピーした製品が出回った例もあった。
国内取締り例としては、2005年初頭、各種映画を個人的に無断コピーしたDVDを、安価販売していた露店商が逮捕された。その後も、逮捕された例は後を絶たない。
コンピュータソフトウェアに関しては、近年はブロードバンドの普及により、WinMXやWinnyなどを用いた、不正コピーソフトウェアの交換等が往々にして行われている。
また、秋葉原や新宿などの繁華街で最新ソフトと称しパソコンソフトやゲームソフトの不正コピー商品を外国人が路上販売している。「大阪日本橋」でも露天販売している所が存在し、暴力団の資金源の一部になっている。販売されているソフトは大抵、名作が多い。 以前は、パソコン用ソフトウェアのレンタル店も存在していた。
また、Yahoo! オークションを初めとするインターネットオークションサイトにて、不正コピー商品を販売する業者も多く、中には出品ページにて正規品かの様に偽って販売する業者や、不正コピー品を販売する業者も数多く存在する。
また近年はSPAMメールにて、安売りソフトと称して不正コピー商品を宣伝する業者も多い。
その一方で、カジュアルコピーや組織内不正コピーと呼ばれる、友達同士や会社や学校の中などで、違法行為であるとは知らず、あるいは非商用だからいいと著作権法を曲解して、コピー行為をしている事例は昔から多く、大きな問題とされている。
また、家庭用ゲーム機ではROMにバイパス(通常は俗にいうMODチップと呼ばれる、PICマイコンにクラック用のプログラムを書き込んだものを使用したり、ゲーム機にパラレルバス端子がついている物は、そこからクラック用のプログラムを流し込んだりする手法が取られる)などを取り付けて、不正コピーを検査するシステムをスキップさせたり、コピーソフトを読み込ませる前に、特殊なソフトウェアを読み込ませて、コピーチェックを迂回したりする行為も見受けられ、現在は日本ではこの手の商品の販売は不正競争防止法・著作権法などで禁止されている。
コンピューターソフトウェアの場合、不正コピー品の正式な用語としては、パイレーツ版であるが、オリジナルの単純な模倣品・複製品はデッドコピーと呼ばれ、オリジナルを土台に異なるブランドに改変したものをパイレーツ版として区別する場合が多い。 またブートレグは、パイレーツ版やデッドコピー版の中でも、コピープロテクションをクラックした版を特に指す場合に使われる事が多い。 前述の音楽の領域での基準で言えば、ゲームソフトウェアのデータ(大抵はプログラム以外)を独自に改変した、いわゆるMOD版やハック版もブートレグに該当するはずだが、これらは通常はブートレグとは別ものとして扱われることが多い。
現時点での日本におけるブートレグ製品の種類の多いミュージシャンを挙げるなら、ビートルズ(解散後の各メンバー分も含む)、レッド・ツェッペリン(解散後のメンバーの活動分も含む)、ジミ・ヘンドリックス、ピンク・フロイド、クイーン、ディープ・パープル(各メンバー、元メンバー分も含む)、ローリング・ストーンズ(メンバーのソロ活動分も含む)、ボブ・ディラン、エリック・クラプトン(クリームも含む)、キング・クリムゾン、プリンス、オアシス等である。特に最初の4アーティストは、活動期間が短期間か既に解散したバンドであるのにもかかわらず現在もあらゆる海賊盤新作が断続的に出回っている。
また、単独のアルバムで代表的な海賊盤はビーチ・ボーイズの未発売に終わったスマイル関係も多い。
更に、かつてマニアからターゲットとされていたのは、
ジェフ・ベックのバンドであったベック・ボガート・アンド・アピス(B.B.C.)のセカンドアルバム予定となるはずだった音源集(1曲のみ正式発売)。
エリック・クラプトンの『デレク・アンド・ドミノス』のセカンドアルバム予定曲で、現在は5曲が正式発売され、この未発表曲はほとんど無いとされる。