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メディアと大衆

かつて貧しい時代・地域に於いては、辻々に設置された街頭テレビは大衆に対する娯楽の提供を行った。後にこの装置が一般の家庭に普及すると教育の一端を担う共に、大衆の生産を行っていると見なされ、テレビの視聴を持って大衆と位置付ける人も見られる。

その一端には活字離れに対する危惧がある訳だが、近年では質の高い番組も増えた事から、文化的なメディアと位置付けられる場合もあり、一概にテレビ視聴を大衆の特徴と位置付けるケースは減っている。

しかし猥雑とされる放送内容も少なくないことも在り、今尚テレビ放送を目の仇にする教育関係者も見られ、同様の考えから視聴する側を長時間拘束しがちな他の娯楽メディアに対しても、一定の嫌悪感を表明するケースも見られる。

近代では漫画が、現代ではテレビゲームがその「大衆の消費するメディア」の槍玉に挙げられている。またこの他にも、写真週刊誌が下世話な好奇心を煽っているとして敵視されたが、イエロー・ジャーナリズムの類として社会に飽きられるのも早かったため、一過性の傾向に終わっている。


被暗示性

一方、大衆はこれらメディアに扇動されやすいとも見なされる。これは大衆が暗示に弱く、また自己の判断能力に自信がないため、大勢に同調しやすい傾向があるためだとされている。他方、教育の不足から来る迷信や、判断材料不足も関係するとされ、結果的に扇動されやすいのだと説明されるケースも見られる。

これらは先の活字離れと並んで理科離れに於いても問題の一端として挙げられる傾向があり、特に知識や理解が不足することで、正しい判断が行えないのだと言われている。


メディアスクラム

メディアそのものが大衆性、群集性を示現するものとしてメディアスクラムが挙げられる。報道被害の原因としてメディアの大衆性が問題となる。


群集

大衆でも、特に統制を失ったまま流動する「群集」(→人間の群れ)は、危機管理の対象として扱われる。

群衆警備となればパニックや群衆雪崩、将棋倒しによる事故を防止するという側面がより強調される(例:明石花火大会歩道橋事故)


備考^ 階級闘争としての平民(庶民)の反乱はすでに古代ローマにおける聖山事件(B.C.494)があり、陳勝・呉広の乱(B.C.210)より古い。聖山事件については護民官を参照。


参考文献

オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』

エリアス・カネッティ『群衆と権力』


関連項目

ポピュリズム

人々

大衆文化

POP

匿名性

革命産業革命) - 英雄

大衆車 - 三種の神器 - モータリゼーション

サブカルチャー

おたく

魔女狩り

パニック(集団ヒステリーとも)

三島由紀夫: 大衆に埋没していた自衛隊を奮起させんと割腹自殺を行った。現在でも彼の行動には賛否両論がある。

凡人

サイレントマジョリティ

ラッシュ
カテゴリ: 社会 | 流行語

更新日時:2008年10月4日(土)04:14
取得日時:2008/10/06 07:40


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki