棘や牙により毒液を注入するものと、経口摂取など体内に取り入れることによって中毒症状が現れるものがある。
動物
哺乳類 ? カモノハシ、ソレノドン、ブラリナトガリネズミ
鳥類 ? ピトフーイ
爬虫類 ? コブラ科(ウミヘビ類をウミヘビ科として分割する説もあり)全種、クサリヘビ科全種、ナミヘビ科の一部、ドクトカゲ科全種
両生類 ? 多くの種で毒を保有していると考えられている。
魚類 ? アイゴ、ウナギ、エイ、オニオコゼ、オニダルマオコゼ、ゴンズイ、ツムギハゼ、ハオコゼ、フグなど
軟体動物 ? イモガイ、ヒョウモンダコなど
節足動物 ? クモ、サソリ、ムカデなど
甲殻類 ? スベスベマンジュウガニ
昆虫類 ? アオバアリガタハネカクシ、アリ、チャドクガ、ツチハンミョウ、ドクチョウ、ハチなど
刺胞動物 ? サンゴイソギンチャクやスナイソギンチャクなどのイソギンチャク類、カツオノエボシなどのクラゲ類
植物
様々なアルカロイドによる毒性が知られる。有毒植物の項を参照。
菌類
キノコ類 ? カエンタケ、カキシメジ、クサウラベニタケ、コレラタケ、シャグマアミガサタケ、タマゴタケモドキ、タマゴテングタケ、ツキヨタケ、テングタケ、タマシロオニタケ、ドクササコ、ドクツルタケ、ドクヤマドリ、ニガクリタケ、ニセクロハツ、ベニテングタケ、ワライタケなど
カビ ? カビ毒(マイコトキシン)
原生生物
赤痢様の症状(いわゆるアメーバ赤痢)を起こすアメーバなど
毒の強さの単位として LD50 (50% lethal dose/詳しくは致死量を参照) がある。対象の動物に毒を注射して試験期間内にその半数が死ぬ量をあらわす。
ちなみに、LD50が最も小さい、すなわち最も強い毒はボツリヌス菌の産生する毒素、ボツリヌストキシンであるとされている。その毒性は極めて強く、マウスに対する最小致死量は0.0003 μg/kg。
そのほか、動物では、ウミヘビ、サソリ、スナイソギンチャク(パリトキシン)、フグ、モウドクフキヤガエル(バトラコトキシン)が最も強い毒をもつとされている。
食物において、品種改良以前の原種または改良後においても毒を持つものが多い。食品衛生の分野では自然毒と呼ぶ。
ポリネシア系のイモ文化圏では、キャッサバなどシアン化合物を含む有毒のイモを主食としている。イモを粉砕し水にさらして水溶性有毒物質を取り除き、可食できるデンプンのみを取り出す食文化を持つ(日本では輸入シアン化合物含有豆を同様手法で餡にする)。同様の手法はドングリやトチノキなど、そのままではとても食用にはできない食材の渋抜きにも応用される。
フグでは有毒部位の除去で、ウナギでは血抜きと加熱で食用にできるものもある。
ヨーロッパの一部では、毒キノコの缶詰が売られている。これは開缶後に鍋で毒抜きをしなければ中毒死する危険性がある。 ⇒[1]
有毒なものを無毒化した食品
河豚の卵巣の糠漬け
毒となることがある食品
ジャガイモ、ギンナン、ワラビ、ゼンマイ
日本では古来より、トリカブトから得た毒を「附子」(ぶす)と呼び、狩猟に用いてきた歴史がある。