2006年2月5日追加
(国際)(宗教)デンマークの日刊紙ユランズ・ポステンが掲載した、イスラム教預言者ムハンマドの風刺漫画をめぐり、イスラム諸国でデンマークに対する抗議活動が行われている。
(国際)(社会)今、欧州や中東を揺るがす大問題が起こっている。その発端は、デンマークのユランズ・ポステン紙が2005年9月30日付で、テロリストを連想させるような爆弾の就いたターバンを巻いたイスラム教預言者ムハンマド(マホメット)の風刺漫画を掲載したことに始まった。これに対し、デンマークのイスラム教徒団体がイスラムへの冒涜だとして激しく抗議し、声明を出すなどした。また、デンマークのイスラム教団体が2005年12月、中東を訪問して抗議活動への協力を求めた。2006年1月に入って、デンマーク外相とアラブ連盟指導者と事態収拾の話し合いをしていたところへ、1月10日、今度は、ノルウェーのキリスト教系雑誌が風刺画を転載したことで、騒ぎは一気に拡大した。中東では、デンマーク製品のボイコット運動が起こり、1月下旬には、サウジアラビアやシリアのデンマーク大使の召還、デンマークのリビア大使館の閉鎖などをはじめ、パレスチナ自治区ガザで武装グループが欧州連合(EU)事務所を包囲、謝罪要求するなど外交問題に発展した。1月31日に、騒ぎの発端となった風刺画を掲載したユランズ・ポスチン紙が釈明をしたが、「表現の自由を守れ」とフランス、ドイツ、イタリア、スペインなどの欧州各国の7紙が2月1日付で問題の風刺画を転載するに当たり、騒ぎはデンマークから欧州各地に拡大するに至った。その後、風刺画を掲載したフランス紙は編集長を解任したが、フランスでは漫画の掲載に同調する動きが広がっている。デンマークの首相はアラビア語衛星テレビのインタビューで、イスラム教徒の感情を深く傷つけたことに「深く心を痛めている」と述べ、双方の溝を埋め、解決の努力をしていることを訴えた。一方、中東では、平和の宗教であるイスラム教を冒涜したとして抗議の声が高まっている。パレスチナ自治政府指導者は、「世界中のイスラム教徒を挑発するものだ」と非難し、アフガニスタン、ヨルダン、イラン、エジプトなどの指導者は、イスラム教徒を侮辱するものであり、また、過激主義にテロの口実を与えるものと警告している。アジアにも波及し、3日、インドネシアでは学生達が抗議集会を開き、イスラム過激派組織の一部が、ジャカルタのデンマーク大使館ビル前で抗議デモを行い、ビルに乱入する騒ぎとなった。事態を重く見た、アナン事務総長は2日、声明を発表して、異文化間の相互理解のための平和的対話の重要性を強調するとともに、メディアもイスラム教徒も行動をエスカレートさせることは控えるよう求めた。
(気象)4日、日本列島上空に強い寒気により厳しい寒さとなった影響で各地で最高気温が平年より下がった。また伊豆諸島の八丈島では1946年3月以来、約60年ぶりに3cmの積雪を記録した。これは同島の最高記録に並ぶ。
(国際)(政治)4日、タイ王国のバンコク中心部で、タクシン首相の辞任を求める集会が開かれ、数万人が参加した。同集会は、地元新聞プチャカーン社主ソンティが「タイ救国集会」と題し呼びかけたもので、首相一族が先月末、所有株売却で約733バーツ(約2200億円)の利益を上げながら、タイでは個人の株売買にはほとんど税金が課されないために、巨額の所得税を逃れていたことが分かり、学者や知識人、野党勢力などの反首相グループが総結集した。
(訃報)4日(現地時間) 著書『新しい女性の創造』( ⇒The Feminine Mystique - 1963年)で「女らしさ」の神話を破壊し、28歳で全米女性機構 ( ⇒NOW) を創設。フェミニズム運動の旗手として時代の画期をもたらしたベティー・フリーダン ( ⇒Betty Friedan) が心臓疾患で死去 ⇒[1]。