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日本人(にほんじん・にっぽんじん)とは一般に日本国の国籍を持つものであるが、人種的ないし民族的な範疇としても流通しており、学術的また政治的にも議論の争点となることがある。以下、各項目で詳細を記述する。
目次
1 概要
1.1 分類
1.2 民族としての形成
1.2.1 縄文人と弥生人
1.3 ネーションステート下の認識
1.3.1 単一民族国家観
2 学説による説明
2.1 重層構造説による説明
2.1.1 重層構造説
2.1.2 二重構造説への批判
2.2 分子人類学による説明
2.2.1 ミトコンドリアDNA
2.2.2 Y染色体による系統分析
2.2.3 崎谷満による説明
2.3 稲作の起源とその考古学的分析
2.4 言語
3 その他
4 脚注
5 外部リンク
6 関連項目
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日本では国籍、文化・習俗・民族、遺伝的形質のそれぞれを基準とした分類による「日本人」の対象が重なる割合が比較的高いと認識されているため、概念的にもどの基準によるものかは日常的には明確にされず、しばしば混同される。
日本人は、大方以下のように分類される。
国家による分類:日本の国籍を有する者。日本国民[1]。
地理的分類:日本列島に居住する者。
人類学的分類:モンゴロイドの一つ。皮膚は黄色、虹彩は黒褐色、毛髪は黒色で直毛。言語は日本語[1]。旧石器時代または縄文時代以来、現在の北海道から沖縄諸島(南西諸島)までの地域に住んだ集団を祖先に持つ[2]。
民族的分類[3]:日本国において98.5%の多数派[4]を占める民族である大和民族(日本民族また和人ともいう[5])のこと[6]。
以下、上記民族的分類による日本人について概説する。なお近年の科学的研究の進展により従来の見方は大きく見直しがすすんでいる。
先史時代の日本列島に住んでいたものを縄文人とよんでいる。(なお佐原眞はこの語の原義である「縄紋土器を使用していた人間」ということを強調するために「縄紋人」という呼称を提唱している。)縄文時代末期・弥生時代に日本列島に移住したものを弥生人といい、その移動ルートについては諸説ある(下記「学説」参照)。弥生人と縄文人は他の地域(ユーラシア大陸やサフル大陸など)での混合よりもその度合いが高いことから比較的穏やかに交わっていったと推定されている(むろん部族間戦争は多数あったと推定される:時代は下るが例えば倭国大乱など。)。ヤマト王権など倭(後年、大和と改名される)民族を中心とした社会が台頭するとともに、他の住民たちは征服されていった(東方の蝦夷、南方の熊襲と呼ばれた在来人と推定される部族は抵抗した)。後年には、白村江の戦い以後、倭国の同盟国百済からの亡命者も移住し、大和民族に溶け込んでいった。
このように縄文人も弥生人もそのルーツはユーラシア大陸や南方から移住・渡来した人々にあり、それぞれがハイブリッドとしての日本の民族集団を形成する一部となっていった。