駐防八旗は、清の入関後、各地の反清運動を鎮圧し、統制を強化するために派遣された八旗である。駐防八旗は、畿輔駐防、東三省駐防、各省駐防、新疆駐防の4系統に分けることができる。
畿輔駐防は、直隷駐防とも称され、乾隆帝後期、良郷、昌平、水平、保定等25ヶ所に8千人が駐屯した。
東三省駐防は、盛京、吉林、黒龍江駐防に分かれる。盛京駐防は、盛京将軍が統括し、盛京、遼陽、開原等40ヶ所に1万6千人が駐屯した。吉林駐防は、吉林将軍が統括し、兵力は9千人だった。黒龍江駐防の八旗兵とソロン(索倫)族兵7千人は、黒龍江将軍が統括した。
各省駐防は、山東、山西、河南、江蘇、浙江、四川、福建、広東、湖北、陝西、甘粛等11省の20都市に駐屯し、乾隆帝後期、計4万5千人に達した。各省駐防は、各都市に設けられた将軍又は副都統が管轄し、各省駐防の兵数は300〜3,000人程度だった。
新疆駐防は、西域兵とも称され、ジュンガル部、ウイグル部の征服後に設置された。兵数は1万5千人で、伊犁将軍が統括した。
関連項目
猛安・謀克
千戸制
旗 (行政単位)
近衛兵
八旗通志
カテゴリ: 清朝の軍事 | 中国の制度史 | 名数
更新日時:2008年5月10日(土)10:45
取得日時:2008/08/10 12:54