温泉旅館は伝統的な宿泊施設であることから旅行エージェントとの関係は深く、持ちつ持たれつの関係を築いてきた。ところが、旅行者のインターネット対応が進み、エアラインやビジネス系のホテルのように、サイトを通じた予約等が特殊なものでなくなっていくに連れて、エージェントとの関係やエージェント側に有利とされる商慣行がかえって足かせとなっている。巨艦を誇る旅館ほど、安定的にお客を確保するため、取次手数料が経営上決して軽くはない水準にあるものの、エージェントとの関係を希薄化しづらい。結局、ホテル等のインターネット対応の進んだ競合者にお客は流れている。
温泉旅館は季節変動もあり、もともと高収益な事業構造ではないが、施設・設備の更新競争・大型化のため、借入を重ねてきた。エージェントもそれを推奨してきた。また、金融機関も地域の有力な地場産業として貸し込んできた。このため、一般に借入過剰となっている。
温泉その物の掘削技術が上がったため、安価で掘削が可能となった。日本では、たいていの所では1000mから2000m程度掘削すれば温泉が湧出すると言われている。掘削業者も全国にあり、成果払い方式で受注することが多い。掘削料金で言えば1億円から2億円の相場であるが、竹下内閣のふるさと創生資金などを活用し、多くの自治体で温泉が掘削された。法に定める「温泉」の基準が緩やかであるため、こうした傾向に拍車をかけている。こうした温泉による外来入浴のできる施設、正しくは温浴施設と呼ぶべきものもあるが、これらは当然、浴槽を含めた施設も新しく、豪華で、日帰り中心であり、料金も高くない。このため、古くからの温泉地というだけでは温泉旅館はお客を呼ぶことは難しくなった。
もちろん、各地の温浴施設の繁盛、部屋数10?20と決して大規模ではないが人気で予約をとりにくい温泉旅館もある。
旅館をメインにした作品
私を旅館に連れてって - 2001年4月
どんど晴れ - 2007年4月
関連項目ウィキメディア・コモンズには、 ⇒旅館 に関連するカテゴリがあります。
旅館業法
宿泊施設
ホテル
観光
民宿
政府登録国際観光旅館
特定建築物 - 日本の旅館施設の環境衛生等に関する規定
カテゴリ: 旅館 | 商業 | 娯楽 | 日本の観光
更新日時:2008年10月4日(土)04:44
取得日時:2008/10/06 08:08