需要が比較的少ないが、航空機での輸送が欠かせない路線には20?75人乗りのコミューター機が使用されている。日本国内でも高速道路の無い地区や離島への便に使用されている。一部の例外を除き双発のターボプロップ機である。
双発ジェット機:ボンバルディア CRJ、エンブラエルERJ
双発ターボプロップ機:デハビランド・カナダ DHC-8(ボンバルディア Qシリーズ)、サーブ340、日本航空機製造YS-11
現在大型旅客機メーカーは旧ソ連以外にはアメリカのボーイングとヨーロッパのエアバスの2社しかない。両社は旧西側諸国に生き残った唯一のライバルとして、受注競争では互角の状態にある。他にコミュータークラスの旅客機メーカーが数社存在する。特にカナダのボンバルディア・エアロスペースとブラジルのエンブラエルは小型ジェット機の販売が好調で、ボーイング、エアバス両社の最小型機種の販売を苦戦に追い込むまでになっている。また、小型ジェット機の分野は今後も多くの需要が見込まれると予想されているため、ロシアのスホーイ(スホーイ・スーパージェット100)、日本の三菱重工業(MRJ)や中国メーカー(ARJ-21)などのメーカーが参入を表明している。イリューシンIL-96
ボーイング(アメリカ合衆国)
エアバス(西欧各国共同)
エンブラエル(ブラジル)
ボンバルディア・エアロスペース(カナダ)
ATR(フランス、イタリア)
ツポレフ(ロシア)
イリューシン(ロシア)
アントノフ設計局(ウクライナ)
過去に存在した(あるいは過去に旅客機を製造した)主なメーカーロッキード L-1011 トライスター
ロッキード
レシプロ機の傑作ロッキード・コンステレーションシリーズで一世を風靡し、ダグラスと熾烈な開発・販売競争を繰り広げたものの、ジェット化への対応の遅れやL-188 エレクトラの空中分解事故で信用を落としてしまった。起死回生を狙ってジェット旅客機L-1011 トライスターを開発し、再びダグラス(マクダネル・ダグラス)と販売競争を展開したが、エンジン開発の遅れやロッキード事件の影響などで結局失敗し(赤字だった)、1983年に旅客機の生産を終了。ただし、現在でも後身のロッキード・マーティンは世界最大級の軍用機メーカーである。ダグラス DC-8
ダグラス・エアクラフト→マクドネル・ダグラス
プロペラ機・ジェット機時代を通じてボーイングと並ぶアメリカの名門メーカーであったが、資金繰りに行き詰まり1980年代にマクドネル・エアクラフト社と合併した。また、ロッキードとの販売競争によって体力が衰え、ヨーロッパのエアバスが台頭してくるのと反比例するかのように力を弱めてしまい、1997年には長年のライバルだったボーイング社に吸収された。DH.106 コメット Mk.I
デハビランド
世界初のジェット旅客機デハビランド コメットを開発したが、設計上の欠陥による金属疲労で度重なる空中爆発事故を起こしてしまった。
ビッカース
ホーカー・シドレー → ブリティッシュ・エアロスペース ( → BAEシステムズ)
リアにエンジンを三発搭載したトライデントは、ボーイング727より先に開発されたが、セールスでは全く太刀打ちできなかった。珍しい4発小型ジェット機BAe 146も開発した。
コンベア
実績あるプロペラ旅客機メーカーであったが、ジェット化に際して投入したCV880、CV990が大失敗に終わり、会社そのものが消えてしまった。
フォッカー
現在でもエアーセントラルがフォッカー 50を日本国内線で使用している。