カトリック教会では、伝統的にその一年が待降節(アドベントとも)から始まり、「王であるキリスト」の祝いで終わるサイクルになっている。グレゴリオ暦を使用している。
カトリック教会では典礼暦にしたがって、移動祝日などが決められ、典礼や朗読の配分、祭服の色などが決まる。基本的に以下のような構成になっている。
待降節 主の降誕を待ち、クリスマスを準備する期間であり、典礼暦の始まりである。主の降誕の3週前の前の日曜日からクリスマスの前日まで。
主の降誕 主の降誕を祝う祝日。12月25日。
聖家族の主日 12月の最終日曜日(12月25日が日曜日の場合は12月26日)
降誕節 「主の降誕(クリスマス)」から始まり「主の公現」にいたる期間である。
主の公現 1月2日から8日の間にある日曜日
主の洗礼 「主の公現」の次の日曜日(主の公現が1月7日又は8日の場合はその翌日)
年間主日 年間主日といわれる日曜日は通常33から34あり、それぞれ「年間第〜主日」といわれる。年間主日は四旬節に入るといったん中断する。
灰の水曜日 復活祭の46日前の水曜日
四旬節 復活祭を準備する時期であり、「灰の水曜日」から始まり「聖木曜日」に終わる。
受難の主日(枝の主日) 復活の主日の1週間前
主の過ぎ越しの聖なる三日間 復活の主日(日曜日)前の木曜日、金曜日、土曜日の三日間であり、特別な典礼がおこなわれる。
聖木曜日(主の晩餐) 最後の晩餐の記念がおこなわれる。司祭職の制定の日であるとみなされている。
聖金曜日(主の受難) イエスの受難を思い起こす日であり、ミサはおこなわれない。
聖土曜日(復活徹夜祭) 土曜日の夜、復活徹夜祭といわれる夜中のミサがおこなわれ、復活が祝われる。本来は日曜日に切り替わる深夜12時におこなわれるものだが、信徒の都合を配慮して土曜日の夕方から夜にかけてミサがおこなわれることが多い。
復活の主日 年間を通じ、キリスト教の最も大きな祝い日である。イエスが十字架上でなくなってから三日目に復活したことを記念する。移動祝日といって日付が固定しない祝日である。春分の日のあとの最初の満月の直後の日曜日。(2008年は3月23日)
復活節 主の復活を祝う期間。復活の主日から49日の間。
主の昇天 復活後のイエスが弟子たちの前から天に昇ったことを記念。復活祭からかぞえて六回目の主日の後の木曜日が正しい日付けであるが、キリスト教国でない日本では信徒の都合を配慮して日曜日に祝われる。
聖霊降臨の主日(ペンテコステ) 主の昇天の木曜日から10日後の日曜日。(日本では翌週の日曜日。)弟子たちの上に聖霊が下ったことを記念。キリスト教会が誕生した日であると考えられている。
三位一体の主日 聖霊降臨の1週間後
キリストの聖体 聖霊降臨の2週間後
イエスのみこころ 「キリストの聖体」の直後の金曜日
年間主日 中断していた「年間」の時期が再開する。年間は「王であるキリスト」の主日で終了し、降誕節から新しい典礼暦が始まる。
主の変容 8月6日
諸聖人の日 11月1日 固定祝日。すべての聖人の祝い日。
死者の日 11月2日 すべての死者のために祈る日。
王であるキリストの主日 移動祭日。年間の最終主日。
他にもフランシスコ・ザビエルは12月3日など、聖人の祝日・記念日が特定の日にあてられている。一般的に聖人の祝日はその聖人の亡くなった日になっている。(聖人暦参照)
聖公会では聖餐式中に旧約聖書・使徒書・福音書の朗読と詩篇の交唱が行われるほか、朝夕の礼拝においても日課として聖書朗読が行われる。朗読箇所は、聖餐式が3年サイクル(A年、B年、C年)、朝夕の礼拝が2年サイクル(第1年、第2年)で指定されており、これを聖書日課と称する。聖書日課表は祈祷書に収録されているほか、毎年の教会暦に従って「教会暦・日課表」が年ごとに作成される。なお、聖餐式で朗読される聖書箇所を抜き出した「聖餐式聖書日課」がA年、B年、 C年用と3種類作られ、用いられている。
日本聖公会では祈祷書によって祝日を定めている。祝日の種類は次の通りである。
復活日(イースター)、昇天日、聖霊降臨日、三位一体主日、降誕日、顕現日、諸聖徒日
主日に優先して守られる祝日
主イエス命名の日、被献日、主イエス変容の日
期節
降臨節 (イエスの誕生を待ち望むための節)
降誕節 (イエスの誕生から顕現までの節)
降誕日 (クリスマス、12月25日)
主イエス命名の日(1月1日)
顕現節
顕現日(1月6日)
顕現後第一主日・主イエス洗礼の日
大斎節 イエスの受難を偲び、復活日まで悔い改めを行う節。
大斎始日(灰の水曜日)
聖週(扱いは大斎節)
復活前主日
復活前月曜日
復活前火曜日
復活前水曜日
聖木曜日
聖金曜日・受苦日
聖土曜日
復活節 イエスの復活を記念する節。
復活日
復活後月曜日
復活後火曜日
復活後水曜日
復活後木曜日
復活後金曜日
復活後土曜日
昇天日
復活節第7主日・昇天後主日
聖霊降臨日(ペンテコステ) 使徒に聖霊が降臨したことを記念する日。
聖霊降臨後の節
聖霊降臨後第1主日・三位一体主日
聖霊降臨後第2主日〜聖霊降臨後第27主日(27までない年もある)
聖霊降臨後最終主日・キリストによる回復(降臨節前主日)
関連項目
霊名日
聖人暦
カテゴリ: キリスト教 | ヨーロッパの年中行事 | 暦法
更新日時:2008年8月11日(月)17:50
取得日時:2008/08/14 00:10