内閣総理大臣
現職・福田康夫
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表・話・編・歴
日本は現在2機の日本国政府専用機を保有している。機種はボーイング747シリーズの中でも最大級のボーイング747-400である。アメリカの大統領専用機 (747-200) が「空飛ぶホワイトハウス」と呼ばれていることにあやかり、「空飛ぶ総理官邸」と呼ばれるほか、天皇や皇族が搭乗する際は「御召機(おめしき)」または「御料機(ごりょうき)」とも呼ばれる。要人が政府専用機を使用する際は、常に任務機と予備機が共に飛行し[9]、任務機が故障した場合には直ちに予備機が使用できるという体制をとっている。新千歳空港での専用機(2004年3月)
両機は総理府(当時)の予算で購入され、航空自衛隊に運用を委託する形で使用を開始。現在では防衛省が管理する航空自衛隊機で、乗務員は航空整備士[10]から女性客室乗務員[11]まで、すべて「航空自衛隊特別航空輸送隊第701飛行隊」、通称「特輸隊」と呼ばれる組織に所属する自衛官である。
政府専用機は2機体制であるが、本来要人輸送機は最低でも『正(要人搭乗・主務機)』『副(随行・副務機)』『予備(正・副が出発した後基地で待機・非常時の代替機)』の3機体制で運用されるのが望ましいとされている。もし1機が故障していると使用できるのが1機のみになり予備機がなくなってしまうからで、また海外寄港地で2機とも故障した場合は代替機がなくなり、危機管理上の問題を呈すとみなされているからである[12]。しかし当初の2機購入の数年後に防衛庁が上記の理由で三番機の予算も原案に組み込んだところ大蔵省査定ではねられてしまった。そもそも政府専用機の導入は、当時日米間の最大懸念だった米国の巨額の対日貿易赤字を減らすための国策的要素が強いものだっただけに、やがてバブルが弾けて日本経済が長期にわたる不況に陥ると、数百億円もの税金を三番機の購入に充てるなどということは夢のまた夢となってしまったのである[13]。
さまざまな面でアメリカ大統領専用機・エアフォースワンをお手本とした日本の政府専用機だが、両者の大きな違いはその用途にある。エアフォースワンは「政府」専用機ではなく「大統領」専用機で、大統領個人が良識の範囲内で公私にわたって自由に使用することが認められており、国内遊説や選挙戦はもとより、休暇時の保養地への移動にも遠慮なく使われている。一方、日本の政府専用機はあくまでも公用車や御料車と同様に政府所有機であり、その用途は公用に限られる。しかも通常は外遊時にのみ使用され、国内での移動に利用されることはほとんどない[14]。したがって年間の飛行回数や飛行時間はエアフォースワンにくらべると格段と少なく、導入当初は「虎の子」「宝の持ち腐れ」などといった批判を浴びることも少なくなかった。
第二次世界大戦終結後、皇族や首相、閣僚の海外公式訪問や国内移動の際に、半官半民の経営体制で、日本のフラッグキャリアである日本航空の特別機が頻繁に使用されることになり、1954年8月には、北海道で開かれた国民体育大会開会式から帰京する昭和天皇と香淳皇后のために、初の皇族向け特別機が新千歳空港-羽田空港間で運航された。