掃海艇
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また、船体磁気を打ち消すため各種磁界に即した消磁コイルを装備している艇もある。最近では、軽くて強度のあるカーボン製の船体が注目を集めている。海上自衛隊がペルシャ湾への掃海に派遣されたときは掃海艇は木造船も含まれていたが、この掃海艇の特殊性を理解していなかった一部の新聞で「木造船などで派遣させるとは」との否定的意見が掲載されていた。

音響機雷への対策としては主機、発電機等を防振ゴムの上に載せたり、天井から吊り下げた特殊な架台に載せたりして外部へ振動が伝わらないようにされている。


艇内編成

掃海艇の艇内編成を示すため、ここでは海上自衛隊の掃海艇を例に示す。 海上自衛隊の掃海艇の艇内の編成は、「自衛艦の艦内の編制等に関する訓令」(昭和47年海上自衛隊訓令第17号)及び「自衛艦の艦内の編制等の細部に関する達」(昭和47年海上自衛隊達第32号)により、次の通りとなっている。幹部自衛官は、艇長・船務長・掃海長・処分士(水中処分員が乗り組んでいる艇に限る。)・機関長の5名が配属される。補給長は船務長(誰が兼務しても良い)が兼務しているのが、一般的であり、専門的業務は隊司令部に所属している隊補給が行っている。船体消磁については、電機員が担当しており、この関係で船務長ではなく機関科(長)が担当している。また、潜水は処分士が総括しており、処分士は掃海科に配置されている。このように下記の訓令などとは、かなりの相違があることに注意されたい。
艇長
三等海佐又は一等海尉。指揮系統に従い、上級指揮官の指揮監督を受け、艦務又は艇務を統括する。
船務科
情報、電測、通信暗号、船体消磁、航行、信号、見張、操舵及び気象に関することを所掌する。
掃海科
掃海、敷設、水中処分、射撃、照射、運用、発射及び水測に関することを所掌する。
機関科
主機関、補機、電気、応急、工作及び潜水に関することを所掌する。
補給科
経費、物品の取扱い、給食、福利厚生、庶務、文書及び人事事務に関することを所掌する。


脚注^ 但し、戦後のソ連海軍ロシア海軍などでは、排水量を基準に5種類の区分がなされている。すなわち、排水量600 - 1300 tのものを海洋掃海艦(морские тральщики)、600 tまでのものを基地掃海艇(базовые тральщики)、250 tまでのものを泊地掃海艇(рейдовые тральщики)、100 tまでのものを河川掃海艇(речные тральщики)、より小型のものを掃海ランチ(катерные тральщики)としている。なお、艦か艇かについては日本語の問題で、ロシア語では区別なく「掃海する者」(тральщики)という単語を用いている。


関連項目

軍艦

機雷

機雷戦

海上自衛隊 設立時掃海部隊の存在が深くかかわっている。

海上自衛隊呉史料館 掃海の歴史と技術に関連した常設展示がある。


日本の掃海艇


参考文献

航路啓開史編纂会『日本の掃海?航路啓開五十年の歩み』図書刊行会、1992年。ISBN 4336033579


外部リンク

海上自衛隊掃海隊群
カテゴリ: 軍艦 | 掃海艇

更新日時:2008年9月20日(土)16:01
取得日時:2008/10/10 19:27


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki