2007年11月1日、世界がん研究基金とアメリカがん研究協会によって7000以上の研究を根拠に「食べもの、栄養、運動とがん予防[9]」が報告されている。これは1997年に公表され、日本では「がん予防15か条」などと呼ばれていた4500以上の研究を元にした報告の大きな更新である。
肥満 ゴール:BMIは21-23の範囲に。推薦:標準体重の維持。
運動 推薦:毎日少なくとも30分の運動。
体重を増やす飲食物 推薦:高エネルギーの食べものや砂糖入り飲料やフルーツジュース、ファーストフードの摂取を制限する。飲料として水や茶や無糖コーヒーが推奨される。
植物性食品 ゴール:毎日少なくとも600gの野菜や果物と、少なくとも25グラムの食物繊維を摂取するための精白されていない穀物である全粒穀物と豆を食べる。推奨:毎日400g以上の野菜や果物と、全粒穀物と豆を食べる。精白された穀物などを制限する。
動物性食品 赤肉(牛・豚・羊)を制限し、加工肉(ハム、ベーコン、サラミ、燻製肉、熟成肉、塩蔵肉)は避ける。赤肉より、鶏肉や魚が推奨される。ゴール:赤肉は週300g以下に。推奨:赤肉は週500g以下に。乳製品は議論があるため推奨されていない。
アルコール 男性は1日2杯、女性は1日1杯まで。
保存、調理 ゴール:塩分摂取量を1日に5g以下に。推奨:塩辛い食べものを避ける。塩分摂取量を1日に6g以下に。カビのある穀物や豆を避ける。
サプリメント ゴール:サプリメントなしで栄養が満たせる。推奨:がん予防のためにサプリメントにたよらない。
母乳哺育 6か月、母乳哺育をする。これは母親を主に乳がんから、子供を肥満や病気から守る。
がん治療後 がん治療を行ったなら、栄養、体重、運動について専門家の指導を受ける。
タバコの喫煙は肺、口腔、膀胱がんの主因であり、タバコの煙は最も明確に多くの部位のがんの原因であると強調。また、タバコとアルコールは相乗作用で発癌物質となる。
2000年、厚生労働省の健康日本21[10]によってがん対策の目標が提唱されている。
喫煙が及ぼす健康影響についての知識の普及、分煙、節煙。
食塩摂取量を1日10g未満に減らす。
野菜の平均摂取量を1日350g以上に増やす。
果物類を摂取している人の割合を増やす。
食事中の脂肪の比率を25%以下にする。
純アルコールで1日に約60g飲酒する人の割合を減少する。 「節度ある適度な飲酒」は、約20gという知識の普及。
がん検診。胃がん、乳がん、大腸がんの検診受診者の5割以上の増加。
1978年、日本の国立がんセンターは「がんを防ぐための12ヵ条」[11]を提唱している。
バランスのとれた栄養をとる(好き嫌いや偏食をつつしむ)
毎日、変化のある食生活を(同じ食品ばかり食べない)
食べすぎをさけ、脂肪はひかえめに
お酒はほどほどに(強い酒や飲酒中のタバコは極力控える)
たばこは吸わないように(受動喫煙は危険)
食べものから適量のビタミンと食物繊維を摂る(自然の食品の中からしっかりとる)
塩辛いものは少なめに、あまり熱いものはさましてから
焦げた部分はさける
かびの生えたものに注意(輸入ピーナッツやとうもろこしに要注意)
日光に当たりすぎない
適度に運動をする(ストレスに注意)
体を清潔に
「がん」は単一の細胞を起源とする。したがって、がんは発生母地となった細胞の種類(組織学的分類)と細胞の身体的部位(解剖学的分類)とで分類できる。
組織型および各腫瘍組織型の記事を参照。
なお、病期分類に関しては、腫瘍学の項か、各癌の記事に詳しい。
成人の「がん」は普通、上皮組織に形成され、遺伝的あるいは内因的特性を持つ人々が、外的要因に曝された影響による長期間にわたる生物学的プロセスの結果として生じるとおおかたの場合は考えられている。肉腫は上皮由来ではないが、悪性腫瘍として癌と同様に検査・診断・加療される。
次に例を示す:(「がん」・「癌」については、明確に癌腫の場合は「?癌」、疾患名の場合は「?がん」と表記している)
血液(および骨髄) - 造血細胞悪性腫瘍
白血病
リンパ腫
ホジキン病
非ホジキンリンパ腫
多発性骨髄腫
脳腫瘍
乳がん
子宮体がん - 子宮
子宮頚がん
卵巣がん
食道癌
胃癌
虫垂癌
大腸癌 - 大腸、直腸、肛門およびその付随組織
肝癌
肝細胞癌 - 肝臓
胆嚢癌
胆管癌
膵臓がん
消化管間質腫瘍
中皮腫 - 胸膜、腹膜、心膜など
頭頚部癌
喉頭癌
口腔癌
口腔底癌
歯肉癌
舌癌
頬粘膜癌
唾液腺癌
副鼻腔癌
上顎洞癌
前頭洞癌