明治38年、幸吉はそれまでの真珠養殖の研究が認められ、明治天皇に拝謁する栄誉に与えられた。真珠の養殖はまだ完璧ではなく発展途上の段階であったが、幸吉は天皇に対し「世界中の女性の首を真珠で飾ってご覧に入れます」と大見得を切った。その際、幸吉の周囲の人間は大いに慌てたが、幸吉はその後、真珠の養殖技術を完成させ、見事その言葉を実現させた。
また、第二次世界大戦後、様々な地を行幸した昭和天皇が幸吉の所を訪れた際に、93歳だった幸吉は「あんた、よく来てくれました。ありがとう、ありがとう」と言ったとされている。現人神だった天皇が人間宣言をし、それを独自の社交性をもって迎えた逸話として知られている。昭和天皇も、そんな幸吉に親近感をおぼえたと言われている。
ミキモト編『御木本真珠発明100年史』 株式会社ミキモト 平成6年(1994年)7月出版(共同刊行者 株式会社御木本真珠島、御木本製薬株式会社、株式会社御木本装身具)
外部リンク
⇒ミキモト真珠島
⇒御木本幸吉生誕150年 公式サイト
カテゴリ: 真珠 | 日本の実業家 | 日本の発明家 | 三重県出身の人物 | 1858年生 | 1954年没
更新日時:2008年8月7日(木)13:15
取得日時:2008/08/25 02:03