方向補語、可能補語、結果補語など、動詞の後に補充する成分がある点は北京語などと同じである。
行 出去 : 歩いて出て行く
食 唔落 : 呑み下せない、食欲がない
中国語で「量詞」と呼ぶ類別詞が発達しているのは中国語共通であるが、北京語とは異なる類別詞を使うものがある。
広東語 : 北京語
張 jeung1 : 把 b? (脚:椅子を数える場合)
把 ba2 : 口 k?u (声を数える場合)
單 daan1 : 件 jian、起 q? (件:事件、商売などを数える場合)
身 san1 : 頓 dun (発:体を殴る回数を数える場合)
類別詞の前に数詞を伴わず、特定化のためだけに使うことが行われる。
? 有 一 架 車 : 彼は車を一台持っている
架 車 係 ? ? : あの車は彼のだ
中国語の中で最も豊富な文末語気助詞を持ち、100種以上が常用されている。 例:
呀 a3 : 断定、強調、説明、疑問、反復など多くの語気の表わし、最も多用される
?(口へんに架) ga3 : 疑問、説明を表す
me1 : 意外さや驚きを込めた疑問を表す
? gwa3 : 推量を表す
香港では広東語は繁体字で書かれるが、広東省では簡体字の普及が進んでいる。またマカオでも中国への返還後簡体字の普及が進んでいる。広東語に特有の語彙を書き表すための方言字が発達しており、もともとは粤劇の台詞などを書き残すのに考案されたと考えられる。異体字も少なくないが、現在は、多くの字で自然に選別が進んで、香港の新聞や雑誌に使っても十分に理解されるものが多い。香港では香港増補字符集と呼ばれる、広東語の表記に必要な方言字などを補充する、コンピュータ用の文字セットが作られ、使用されている。
広東語の発音表記は統一されておらず、書籍毎に異なる表記が用いられている。香港の英語書籍ではイェール大学のイェール式広東語ピンイン及びその変形が比較的多く使われている。香港の字書ではIPAを簡略化したもを使用している事が多く、また教育機関では教院式が使われており、他に粤?と呼ばれる香港語言学会の方式も広がりを見せている。中国大陸では、広東省教育部門の試案かIPAを使っている例が多い。日本では、これらの他、千島式(2種)などがある。ネット上では、本項で使用した、Yale式の声調表記を数字に改めたものがASCII文字だけで打てて簡便なため、比較的多く使用されている。
外部リンク
⇒広東語常用単語データベース
⇒高電社の広東語ローマ字相互変換ページ
⇒Microsoft香港の香港増補字符集を組み込んだWindowsフォントダウンロードページ
⇒東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所_2007年度言語研修広東語
⇒広東語ピンイン入力ソフト (廣東話?音輸入法)
⇒広東語版のウィキペディアがあります。ウィクショナリーに ⇒広東語の項目があります。
カテゴリ: 中国語の方言 | 中国の言語 | 声調言語
更新日時:2008年9月23日(火)03:46
取得日時:2008/10/12 16:26