年齢
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概要

年齢を数える単位は歳(さい)である。小学校では「歳」という漢字を習うのが比較的遅いので代わりに(さい)が用いられる。同様に「年齢」に代えて「年令」が用いられる。「歳」という文字の意味は「」とほぼ同じ「とし」で、年数を数える単位に「年」、年齢を数える単位に「歳」が専用される以外はしばしば混用される(例:年末=歳末)。

日本人は非常に年齢を気にする人種である。高齢は否定的に受け取られる上、年齢により、その人の社会的役割が決められてしまう場面が多いからである。キリスト教諸国では、誕生日が重要であるため、年齢についても認識度は高い。無文字社会などでは、正確な年齢を本人すら知らずに生活していることもあり、年齢を聞かれると5歳刻みで答えたりすることもある。熱帯諸国では季節の寒暖の差が大きくないので、1年という期間を認識しにくいことも原因であろう。 芸能人、特に女性アイドルは一般に公表する年齢を詐称していることも多い。


日本における年齢

日本では、「年齢計算ニ関スル法律」(1902年制定)、「年齢のとなえ方に関する法律」(1950年制定)により、計算の仕方が決定されている。

日本の場合、1日未満の端数は切り上げて計算する。つまり1900年1月1日午前0時00分00秒はもちろん、1900年1月1日午前0時00分01秒に生まれた人も、1900年1月1日午後11時59分59秒(23時59分59秒)に生まれた人も、年齢の計算の仕方は同じになるという考えである。

これら法によれば、グレゴリオ暦での誕生日が基点となり、毎年、その日の前日の深夜24時をもって年齢に1を加算する。たとえば、2000年2月29日生まれの人は、2003年2月28日23時59分までは2歳であり、2003年2月28日24時(翌2003年3月1日午前0時とは、時刻としては同一の瞬間)をもって3歳となる。このため、各個別の法令において、仮に日を基準とした規定の場合(学校教育法などが有名)、加齢日は、日未満(24時)の部分は切り捨てるので、法令上の効果は誕生日の前日に発効しているという考えになる(4月1日生まれが「早生まれ」となるなどがそれに当たる)。つまり、3月31日の24時00分と4月1日の00時00分は、時刻としては同一であるが、どちらの日に属しているかということを法令上は厳密に区別するのである。このように、各個別の法令で時刻基準なのか日基準なのかにより、誕生日前日の扱いが異なることに注意を要する(ただし、加齢するタイミングが丸一日ずれるわけではない。加齢するタイミングはあくまで誕生日前日の24時で決してブレない)。

ほとんどの国内法令は満年齢を基準にしている。ただし、法令には年齢以外に、該当年の「誕生日」を基準日とするものがある。具体的には、道路交通法がこれに当たる。満年齢を基準日とすると、誕生日当日は運転免許が失効状態となるのを防ぐため、運転免許証の期限完了日は満年齢ではなく、誕生日が基準となっている。なお、現行制度では誕生日を境にした前後1ヶ月間が更新期間となっており、運転免許自体も誕生日の1ヶ月後までは有効である。

ほかにも、生年月日関係なく、今年度中に達する年齢を年齢とみなす数え方もある。(例:現在2008年度中に30歳に達する場合、2008年度中は誕生日関係無しに30歳とみなす)


歴史

古来より日本では広く数え年での年齢計算が行われてきた。「年齢計算ニ関スル法律」制定後も、数えでの年齢計算を禁じる条文がなかったことから、この後も数えでの年齢計算が行われてきた。1950年制定の年齢のとなえ方に関する法律により、満年齢での計算が広く行われるようになり、現在に至っている。

このような理由で、過去の文献での年齢表記には注意する必要がある。とくに区別する必要があるときは、「年齢計算ニ関スル法律」及び「年齢のとなえ方に関する法律」での年齢計算方式を満年齢、それ以前の計算方法を数え年と呼び区別する。


年齢制限

日本においては、2001年(平成13年)より雇用対策法第7条において「労働者の募集・採用に当たって年齢にかかわりなく均等に機会を与えるよう努めなければならない」と努力義務が設けられている。


制限のあるもの

国際的な制限

男子サッカー競技 (夏季オリンピック)出場資格:オリンピックが行われる年の1月1日時点で23歳以下。


日本国内における制限

公務員:国や多くの地方公共団体が受験資格に年齢制限を設けている。

プロ将棋棋士囲碁棋士:将棋については新進棋士奨励会参照。

ボクシング:アマチュアの出場資格は35歳未満。日本ボクシングコミッションでは基本的に37歳でライセンス失効。


年齢の一覧


0歳

日本で男女とも権利や義務の主体となることができる(民法3条1項)。


3歳

日本で日本脳炎の予防接種が行われる


5歳

日本で保育所・幼稚園の最低卒園年齢


6歳

日本で義務教育開始(憲法第26条第2項、学校教育法第22条)。


9歳

イスラーム法(シャリーア)において女子の結婚とセックスが合法になる。ムハンマドがアーイシャに同様の行為をした際の彼女の年齢である。


10歳

アメリカで10歳以上の犯罪者は刑事責任を問えるようになり、顔写真と名前を放送できる。

イギリスで通常義務教育修了。


11歳

日本で、hGH治療適応判定の際に男児の場合現在の骨年齢を現在の骨年齢とみなして標準成長率と比較する


12歳

日本では12歳になる(小学校を卒業する)と、鉄道を大人料金で利用する。


13歳

13歳からはティーンエイジャーと呼ばれる(19歳まで)。


14歳

日本で刑事責任を問えるようになる(刑法41条)。

マダガスカルで女性の結婚が可能になる。


15歳

日本で通常義務教育が修了。

日本で遺言ができるようになる(民法961条)。

映画のレイティングシステムによってR-15指定(15歳未満の鑑賞禁止)された映画が視聴できる。

日本で臓器移植のドナーとなることができる。

日本で古代から中世における元服の年齢。

日本で労働労働基準法における労働)することが出来るようになる。(22:00-5:00の深夜業は不可) (例外的に15歳未満でも労働できる場合もある)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki