平和主義でしばしば使用される「平和」の定義は哲学的または学問的な考察を経ておらず、非常に多様な意味を持つ概念である。しかも言語学的に見れば特殊なニュアンスを持つため、言語操作が意識的または無意識的に行われることになる。これはあるひとつの行為が「平和的」なものかまたは「戦争的」なものであるかが発言者によって恣意的に選択する可能性の潜在を指摘するものである。
例えば領土をめぐる国際紛争において緊張が高まり、当事国が戦争の勃発の際に対処できるように部隊を基地から出して国境地域に展開したとする。これらの軍事活動に対して部隊の輸送路に人の壁を作って平和を訴えたとする。これは活動の主体が平和主義の精神に基づいたとしても、無意識的であれ片方の当事国の軍事活動のみを妨害するという利敵行為の側面があるため、敵国の戦争行為を援助することになる。この例は完全主義的な平和主義の実践であるが、このような活動を「平和」活動とするのか「戦争」活動とするのかという問題は主観の相違に起因する問題に他ならない。ゆえに言語操作の潜在性を指摘することができる。
参照
社会契約
ホッブス
ロック
ルソー
リベラリズム(自由主義)
ジョン・ロールズ(『a theory of justice』『正義論』)
ロバート・ノージック(『アナーキー・国家・ユートピア』リバタリアニズム自由至上主義)
ロナルド・ドゥオーキン(『権利論』『法の帝国』『平等とは何か』)
イマヌエル・カント
関連項目
平和 - 戦争
非暴力
自衛権(個別的自衛権/集団的自衛権)
憲法 - 日本国憲法前文 - 日本国憲法第9条 - 一国平和主義
平和主義者の一覧
反戦 - 非戦論 - 反核
武器輸出三原則
良心的兵役拒否
世界最終戦論
WAR IS STUPID
民主的平和論
参考文献
フランク・B・ギブニー編『ブリタニカ国際大百科事典 17』(ティービーエス・ブリタニカ、1991年)
外部リンク
⇒(百科事典)「Pacifism」 - インターネット哲学百科事典にある「平和主義」についての項目。(英語)
⇒(百科事典)「Pacifism」 - スタンフォード哲学百科事典にある「平和主義」についての項目。(英語)
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カテゴリ: 出典を必要とする記事 | 平和スタブ | 平和 | 非暴力
更新日時:2008年8月14日(木)01:33
取得日時:2008/08/29 12:28