イギリスにおける工業化の詳細は、産業革命を参照。
最初、織布の段階で起きた機械化が、紡績の機械化、繊維工業向けの機械産業の発生、機械製造資材の鉄を作る製鉄業、燃料となる石炭を調達する鉱業、原材料などを運送する鉄道産業などに波及し、工業化が始まった。
ドイツ関税同盟などを背景に経済的な領域を確立したドイツでも工業化が起きた。イギリスの例と対比されることも多い。
銀行資本の出資による積極的な拡張投資:ハイペースな事業拡大
独占企業の発生:シェアと利潤の確保
研究に基づく技術革新:科学者との協力で技術を生み出す
化学や軍事の分野で成果を挙げ、イギリスと伍する大国になり覇権を争うこととなる。
南北戦争での勝利後、工業地帯である北部の保護貿易による躍進で工業化が進んだ。広大な大陸の東西両端に大都市があるアメリカでは大陸横断鉄道建設のブームにより産業化が進行した。また、各産業で独占企業が発生した。また、実業家への賞賛と羨望が、有能な人間を国内のみならず海外からも惹きつけたことが発展の大きな原動力となった。
アメリカでは、数々の技術革新がおき、新産業が次々に生まれた。
第一次世界大戦から黄金の1920年代に掛けてアメリカの重化学工業化は大きく進展した。世界恐慌により、工業は大きく衰退したが第二次世界大戦の軍需により復活。戦後間もない頃において、アメリカ工業は圧倒的なシェアをほこった。
新技術の発達で工業化が進展したが、1970年代のスタグフレーションと1980年代初めの高金利政策により壊滅的な打撃を受け、工業は競争力を喪失した。
現在においては、コンピューターや航空機などの一部工業で競争力を有するものの、多くの工業製品を輸入しており、脱工業化が進展している。
明治維新後の、政府の殖産興業政策によって進められた。軽工業の典型が富岡製糸場、重工業の典型が八幡製鉄所である。19世紀末にかけて、安価で品質の安定した日本の軽工業製品の輸出が拡大していった。欧州で第一次世界大戦が始まると造船業などが活況を呈し、重化学工業化が進展した。
世界恐慌以後は、独自の重化学工業化政策を打ち、戦後の高度成長の礎を作った。
第二次世界大戦後に国内への投資集中によって高度経済成長が始まり、世界的にも驚異的な成長を遂げた。農業の解体はここで最終段階へ入り、1980年代には世界で最も競争力のある工業国となった。
また、その社会制度も規格化や画一化の進展した工業社会となった。
現在は生産拠点を中国や東南アジアに移転する傾向が強まっており、産業の空洞化が懸念されている。
ロシアは、19世紀後半に工業化が始まったが、20世紀初頭の時点において先進工業国に大きく水をあけられていた。ロシア革命以後、共産主義政権は、より工業と都市を重視した政策を打ち出した。NEP(ネップ)時にソビエト連邦の工業は大きく発展し、度重なる五カ年計画で躍進を続けた。
共産主義による経済運営は世界恐慌の影響を受けることもなく発展を続け、世界中から注目を浴びた。
第二次世界大戦後、アメリカと世界を二分する先進工業国となったが、長く続く冷戦下の軍拡競争と技術革新の遅れから1970年頃を境に発展が頭打ちになったと考えられている。1980年代末から1990年代初めにおける一連の共産政権崩壊により、旧ソ連の工業はさらに衰退。
2000年代に入って石油産業を軸にようやく再発展の道が開けつつある。
1960年代の日本、1970年代の韓国、台湾、香港、シンガポールのいわゆるNIES諸地域、1980年代の東南アジア諸国につづき、1990年以降は中華人民共和国の工業化が著しい。
関連項目
重厚長大
重農主義
重商主義
近代化
都市化
産業構造の転換
産業革命
第二次産業革命
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更新日時:2008年8月11日(月)00:11
取得日時:2008/10/11 22:31