山一本社所属の従業員や店舗の大多数は米国の大手金融業メリルリンチが設立した「メリルリンチ日本証券」に移籍・譲渡された。なお、最後の社長野澤正平はIT業界に身を投じた後、再び証券業界へ復帰し現在はセンチュリー証券(2006年6月より日産センチュリー証券)の代表取締役社長となっている。
子会社のその後については以下の通りである。
太平洋証券 ? ユニバーサル証券などに合併され「つばさ証券」(現・三菱UFJ証券)に改称。
山一證券投資信託委託 ? 三和銀行に譲渡され「パートナーズ投信」(現・三菱UFJ投信)に改称。
山一信託銀行 ? オリックスに譲渡され「オリックス信託銀行」に改称。
山一投資顧問 ? フランスの大手金融業・ソシエテ・ジェネラル傘下に入り「SG山一アセットマネジメント」に改称。2004年、りそなアセットマネジメント(旧東京投信→あさひ東京投信。元は東京証券傘下)を合併し「ソシエテジェネラルアセットマネジメント」に再改称。元子会社の中では「山一」の名前を最後まで残した。
山一情報システム ? 社員は「日本フィッツ(現CSKシステムズ)」に移籍。
香港山一証券(香港法人) ? 台湾のコアパシフィック財閥(威京総部集団)傘下に入り「コアパシフィック山一インターナショナル(京華山一国際)」に改称。同社の日本法人は2003年にエース交易の子会社となり「アルバース証券」に改称。
山一證券経済研究所 ? 収集・管理していた資料の一部は、大阪学院大学図書館へ移された。
企業同窓会である「山友会」は現在も、日本橋茅場町に事務所を置いて存続している。
山一證券の商標権は、2007年に元社員が取得している。その元社員は2013年を目標に山一證券を復活させたいとしている。(日経スペシャル ガイアの夜明け(テレビ東京系)2007年12月18日放送より)
その他
『山一證券史』1958(昭和33)年刊。創業60周年記念刊行。前編「わが国における証券市場の発達」・後編「山一證券史」からなる。約1,400頁。
『山一證券年表』1985(昭和60)年刊。1958(昭和33)年から1984(昭和59)年まで。
『山一證券の百年』1998(平成10)年刊。編集・山一證券株式会社社史編纂委員会、発行・山一證券株式会社。約466頁。「社内調査報告書-いわゆる簿外債務を中心として-」添付資料一部割愛して全文所収。もともと『山一證券百年史 普及版』として編纂されたものを自主廃業決定後に出版したものであるが、非売品扱いでISBNも取られていない。
山一證券株式会社社歌 作詞・西條八十、作曲・古関裕而。創業60周年記念制定。
旧URL
山一證券グループ(日本語) www.yamaichi.com/welcom_j.html
山一證券グループ (英語) www.yamaichi.com/welcome.html
山一情報システム www.yis.co.jp/
コアパシフィック山一證券 www.corepacific-yamaichi.co.jp/
参考文献
佐々木信二『山一證券 突然死の真相』(出窓社、1997年、ISBN 4931178138)
草野厚『山一証券破綻と危機管理 1965年と1997年』(朝日新聞社、1998年、ISBN 4022597054)
北澤千秋『誰が会社を潰したか』(日経BP、1999年、ISBN 4822241416)
読売新聞社会部編『会社がなぜ消滅したか 山一証券役員たちの背信』(新潮文庫、2001年、ISBN 4101348324)
河原久『山一証券 失敗の本質』(PHP研究所、2002年、ISBN 4569625304) - 元山一證券常務取締役(1984年退任)による崩壊までの分析
鈴木隆『滅びの遺伝子 山一證券興亡百年史』(文藝春秋、2005年、ISBN 4163671404)
江波戸哲夫『会社葬送?山一證券 最後の株主総会』(角川文庫、2006年、ISBN 4043801033)
関連項目
ブロッコリー ? 1984年から1994年まで山一證券に勤めていた木谷高明が設立した企業。
シャインズ ? 名前の由来はメンバーが会社員である事、つまり「社員's」であるが、メンバーの伊藤洋介(現東京プリン)は当時山一證券の社員だった。
岡田がる - 漫画家。元社員。
脚注^ 『山一證券 突然死の真相』
^ 『山一証券 失敗の本質』。ただし、同書では当該発言の日時が1984年だったという記述と1981年だったという記述が2カ所存在しており、どちらが正しいのか不明。
外部リンク
⇒社内調査報告書-いわゆる簿外債務を中心として- - 山一證券株式会社社内調査委員会編(PDFファイル)
⇒日本銀行総裁談話・山一證券について 1997年11月24日 - 山一證券の経営破綻に関するコメント。
⇒日本銀行総裁談話・山一證券について 1999年6月2日 - 同社の破産宣告に関するコメント。
⇒メリルリンチ日本証券
⇒オリックス信託銀行
⇒三菱UFJ証券
⇒三菱UFJ投信
⇒ソシエテジェネラルアセットマネジメント
⇒株式会社CSKシステムズ