当地の中心は初め、山道(後の東山道)と海道(後に東海道に短縮)とが合一する松島丘陵の南側の仙台平野(狭義)にあり、古代には、雷神山古墳(東北地方最大の古墳)や郡山遺跡(陸奥国府と推定)が置かれた名取郡、後に、多賀城(陸奥国府・鎮守府)や陸奥国分寺・陸奥国分尼寺が置かれた宮城郡に移った。室町時代になると、奥州管領となった大崎氏により松島丘陵北側の大崎地方に中心地が移った。17世紀に伊達政宗が岩出山城(大崎地方)から宮城郡に移り、仙台城を築いて仙台城下町を開いた。以降、仙台が当地の中心となったが、戊辰戦争敗戦で、明治政府直轄領となった石巻県が東北地方の中心地と決められた。間も無く、廃藩置県で仙台藩が仙台県となると、仙台が東北地方の中心都市とされ現在に至る。仙台県は、約半年後に仙台城下町が所在する宮城郡の名をとって宮城県と改称した。
宮城県の農産物として、ササニシキ、ひとめぼれを初めとした米が最も有名である。また、世界三大漁場の「三陸沖漁場」に近いため、県内には気仙沼漁港・石巻漁港・塩釜漁港の3つの特定第3種漁港を初めとする142の漁港(全国4位)があり、全国屈指の水揚げ量を誇る。1県に複数の特定第3種漁港を持つ県は、日本国内において他に例がない。カツオ、サンマ、マグロの他、牡蠣、ふかひれ、ホヤなどの特産の水産物を持つ。その他、高級和牛牛肉の仙台牛、イチゴや梨などの果物、仙台伝統野菜に山菜など、豊富な食材を多く産出している点から、県は「食材王国・宮城」を宣伝句に掲げている。
現在、仙台市を中心として仙台都市圏が形成されている。また、仙台市都心部の物販・サービスの商圏として、隣接県に及ぶ仙台経済圏が形成されている。
気候は、夏は酷暑が少なく、冬の降雪量は東北の中では少ないので、過ごしやすい。気候区分は北部が太平洋側気候三陸型気候、南部が同関東型気候に属する。気候の特徴は東部が海洋性気候、西部が内陸性気候の特徴を呈す。
行政区分
行政区分:日本、東北地方
隣接都道府県:岩手県 - 秋田県 - 山形県 - 福島県
山
奥羽山脈系:栗駒山、船形山、蔵王山
北上高地系:翁倉山
阿武隈高地系:手倉山
丘陵
松島丘陵:東西方向に延びる。仙台平野を仙北・仙南の2つの平野に分ける
陸前丘陵:幅10-30kmで南北方向に延びるなだらかな丘陵地。阿武隈高地の延長。南部では仙台平野(仙南平野)と西部盆地群とに分ける青葉山丘陵などがあるが、北部の仙北平野では孤立した丘陵地も多い。
角田丘陵(亘理丘陵、亘理地塁山地):南北方向に延びる。阿武隈高地の延長。宮城県内の浜通り部と角田盆地を分ける
川
北上川、鳴瀬川、七北田川、名取川、阿武隈川
平野
仙台平野(仙北平野と仙南平野に分ける事もある)
盆地(括弧内は盆地を造り出した支流の名前)
八幡川沿い:入谷盆地
北上川沿い:鬼首盆地(江合川)、鳴子盆地(江合川)、中山平盆地(大谷川)
名取川沿い:愛子盆地(広瀬川)、川崎盆地(碁石川)
阿武隈川沿い
本流沿い:槻木盆地、角田盆地(伊具盆地)
白石川沿い:船岡盆地、大河原盆地、白石盆地
白石川の支流沿い:村田盆地(荒川)、円田盆地(松川)
半島
牡鹿半島、唐桑半島、七ヶ浜半島、雄勝半島
離島
気仙沼大島(東北地方最大の離島)、金華山、田代島、網地島、宮戸島、浦戸諸島(桂島、野々島、寒風沢島、朴島)