学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)に基づき、高等学校の教育課程は、各教科に属する科目、特別活動、総合的な学習の時間によって編成されている。教科には、普通教育に関する各教科と専門教育に関する各教科があるが、専門教育に関する各教科は、学校によって開設されないこともある。
普通教育に関する各教科
※各項目の最初に挙げられているのが教科である。授業は教科の下位区分である科目によって行われるが、実際の科目はたとえば世界史ならば「世界史A」「世界史B」のようにより細かく分けられている。
国語 - 現代文、古典(古文、漢文)、国語表現など
地理歴史 - 世界史、日本史、地理など
公民 - 現代社会、倫理、政治・経済など
数学
理科 - 理科総合、物理、化学、生物、地学など
保健体育 - 体育、保健など
芸術 - 音楽、美術、工芸、書道など
外国語 - 英語が主流
家庭
情報
学校設定教科 - 宗教(私立学校のみ)など
専門教育に関する各教科
農業、工業、商業、水産、家庭、看護、情報、福祉、理数、体育、音楽、美術、英語
学校設定教科 - フランス語・ドイツ語・中国語・朝鮮語など、職業、商船、宗教(私立学校のみ)など
特別活動
ホームルーム活動、生徒会活動、学校行事
総合的な学習の時間
一般的には4月に入学するが、それ以外の時期の場合もある。入学資格は高校受験#入学資格を参照。
一般的な「学年制による教育」では進級して卒業するという方式を取り、卒業には規定の単位の取得が必要となる。学年による教育課程の区分を設けない「単位制による教育」では、学年という概念がまったく存在しないように思われることもあるが、「学年制による教育」と同じような運用をしているところも多い。ただし、学年制による教育よりも選択可能な科目がはるかに多い傾向にある。
単位は、各科目ごとに試験の点数や実技、レポート、作品、参加度、その他の評価項目によって、一定の基準を満たした場合に認められる。特に試験で規定の点数に達しない点数は赤点、または欠点という。修業年限(在学しなければならない期間)は、全日制の課程は3年であり、定時制の課程と通信制の課程は3年以上である。
授業を行う時間帯、季節、方法などの違いにより、「全日制の課程」、「定時制の課程」、「通信制の課程」の3種類の課程がある。
全日制の課程(全日制課程)とは、通常の課程とされているものである。1日に5時間から8時間程度の授業をする。学校教育法により、修業年限は3年と定められている。学年制が多いが、近年単位制に変更された学校も多く、2003年度は全4626校のうち単位制が301校(7%)ある。在学中に高等学校卒業程度認定試験を受験する事も可能である。卒業率は92%前後。2002年度の公・私立高等学校の中退者数は89,461人。中退理由は「学校生活・学業不適応」が38.6%で最も多く、ついで「進路変更」34.9%、「学業不振」6.2%の順となっている。中退者全体のうち、1年生が53.0%を占め、2年生30.5%、3年生は8.8%。一般的な傾向としては、校則が厳しい、制服や体操着がある、現役入学者が多く、過年度生が少ないなどの特徴がある。ただし最近になって、校則や制服等が免除・変更される学校が増加してきている。
定時制の課程(定時制課程)とは、夜間その他特別の時間帯又は季節において授業を行う課程のことである。
おもに昼間仕事に就き、終業後に夜間に学校に来て学習する生徒のために作られた課程である。