学問については体系化された知識を指すことが多い。ただし、学問を知識のことだとするのは、あくまで一例であり具体的な意味や目的による定義は多数存在する。また主観的にも意味合いが違ってくる。
基本的に学問の名前は、接尾語である「学」を付けて言い表すが、「学」が付いていないもの(省略されているもの)も多数有る。
歴史的に見れば、学問は様々な場所で行われてきた。例えば江戸時代の日本では、私塾が、藩校などとともに、大いに学問の発展を荷ってきた(→日本の私塾一覧)。大学制度が整えられている現在では、学問は大学(私立大学、公立大学)によって主導されていることが多いが、その他の様々な研究所(公立・私立とも)で行われていることもある。
現在、ある学問が存在すれば、一般的には、それに関連する学会が(ひとつ乃至複数)存在しており、その学問の発展に関与しており、各学者は一般的には、当該学問のいずれかの学会の(多くは複数の学会の)会員となっていて、自身の研究の成果を発表することで認知を得たり、あるいは他の学者の発表を確認することで当該学問の最新の情報を把握し、自身の研究に役立てようと努めている。
学問の追究によって得られた知識などは、学会での発表だけでなく、各種学術雑誌での公表(大学の紀要・論文集への掲載を含む)、著書(単著・共著)の出版など、様々な方法で公表される可能性がある。ただし、特に自然科学系の学問においては、数限られた定評ある学術雑誌などで査読を経たうえで公表された知識のほうが、最も正式なものと認知され、そうではない知識に比べて格段に信頼される傾向が強い。
学問の分類は人によって異なる。大まかには、日常会話や文献検索時の共通キーワードとして、時と場合により下記の分類のいずれかとすることが多い(これ以外の分類も多数存在するが、一般的で無い)。なお、科学、技術、工学などの言葉は、定義が無数にあり、統一的な定義は存在しないため、科学と技術をベースとした学問の分類とその範囲を厳密に決めることは困難である。
文系、理系の大雑把な分類
学会による分類
図書による分類(日本十進分類法など)
公務員試験、企業の就職試験、資格試験に見られる区分け
1991年以前の半数以上の大学に共通して見られる組織による分類(工学、理学、農学、医学、薬学、文学、経済学、法学など。これは、大学設置基準などの改正で、大学における学問の基本分類が撤廃されたためである。)
学位の分類((5)とほぼリンクしている)
科学技術行政の統計を作成する場合の分類(例えばユネスコ勧告 [ ⇒[1]])
一般的または慣例的に使用される、人文・社会・自然科学による分類および、基礎と応用の区分けなどによる分類(下記に、この分類の一例を示す。この例以外の、分類解釈も存在する。)
人文科学
哲学
倫理学
宗教学
言語学
文学
美学
芸術学
歴史学
考古学
地理学(自然地理は自然科学に分類される)
人類学(自然人類学は自然科学に分類される)
民俗学
心理学(心理生理学は自然科学に分類される)
この分類以外に、大学の文学部で行っている学問を指す解釈も有る。
下記の小分類の幾つかは、人文科学に含める場合も有る。最も大まかな分類では、社会科学全体が人文科学に含まれる。
統治系
法学
政治学
政策学(オペレーションズリサーチという側面が有る場合には応用科学に分類)
行政学
経済系
経済学
経営学
商学
会計学
一般系
社会学
この分類以外に、大学の法学部、経済学部、教育学部などで行っている学問を指す解釈も有る。
基本的には、大学の理学部で行っている学問を指す。
数学
理学
物理学
化学
生物学
地学
天文学
計算機科学
基礎科学と応用科学の区分けラファエロ・サンティ「アテナイの学堂」1510-11 フレスコ 左の天を指すのがプラトン(虚学の象徴)であり、右の大地を指さすのがアリストテレス(実学の象徴)である
基礎科学(虚学、英: ⇒science、希:σχιζειν)とは、基礎的な面から見た分類。