学問の分類は人によって異なる。大まかには、日常会話や文献検索時の共通キーワードとして、時と場合により下記の分類のいずれかとすることが多い(これ以外の分類も多数存在するが、一般的で無い)。なお、科学、技術、工学などの言葉は、定義が無数にあり、統一的な定義は存在しないため、科学と技術をベースとした学問の分類とその範囲を厳密に決めることは困難である。
文系、理系の大雑把な分類
学会による分類
図書による分類(日本十進分類法など)
公務員試験、企業の就職試験、資格試験に見られる区分け
1991年以前の半数以上の大学に共通して見られる組織による分類(工学、理学、農学、医学、薬学、文学、経済学、法学など。これは、大学設置基準などの改正で、大学における学問の基本分類が撤廃されたためである。)
学位の分類((5)とほぼリンクしている)
科学技術行政の統計を作成する場合の分類(例えばユネスコ勧告 [ ⇒[1]])
一般的または慣例的に使用される、人文・社会・自然科学による分類および、基礎と応用の区分けなどによる分類(下記に、この分類の一例を示す。この例以外の、分類解釈も存在する。)
人文科学
哲学
倫理学
宗教学
言語学
文学
美学
芸術学
歴史学
考古学
地理学(自然地理は自然科学に分類される)
人類学(自然人類学は自然科学に分類される)
民俗学
心理学(心理生理学は自然科学に分類される)
この分類以外に、大学の文学部で行っている学問を指す解釈も有る。
下記の小分類の幾つかは、人文科学に含める場合も有る。最も大まかな分類では、社会科学全体が人文科学に含まれる。
統治系
法学
政治学
政策学(オペレーションズリサーチという側面が有る場合には応用科学に分類)
行政学
経済系
経済学
経営学
商学
会計学
一般系
社会学
この分類以外に、大学の法学部、経済学部、教育学部などで行っている学問を指す解釈も有る。
基本的には、大学の理学部で行っている学問を指す。
数学
理学
物理学
化学
生物学
地学
天文学
計算機科学
基礎科学と応用科学の区分けラファエロ・サンティ「アテナイの学堂」1510-11 フレスコ 左の天を指すのがプラトン(虚学の象徴)であり、右の大地を指さすのがアリストテレス(実学の象徴)である
基礎科学(虚学、英: ⇒science、希:σχιζειν)とは、基礎的な面から見た分類。通常は、社会・人文・自然科学の総称として用いることが多い。オックスフォード英語辞典の「science」の項には、「直接何かの役には立たない学問。世界の根源を探求する学問」とある。
応用科学(実学、英: ⇒art、希:τεχνη)とは、応用という側面から見た分類。応用科学は、広義に自然科学に含める場合が多い。基本的に、医学部、薬学部、歯学部、獣医学部、工学部、農学部で行っている学問を指すことが多いが、人文科学や社会科学の応用分野についても応用科学とされることもある。実学は直接的に文明や人間活動の役に立つが、時代や人類の範疇を超えた普遍性という点では虚学に劣る。
応用科学の例
医学 - 伝統医学 - 中医学
解剖学
生理学
獣医学
栄養学
看護学
工学 - 機械工学、経営工学、原子力工学、材料工学、情報工学、化学工学、生物工学、電気工学、電子工学、土木工学、建築学、他