一般的な特徴
小学校高学年から中学生の少女を主人公とする作品が多い
想定視聴者である小学校低・中学年までの女児から見て、多少年上であるこの年代の少女が主人公となるということが多い。この年代は物事の分別がつけられる最も若い者であるため、これにより主人公に多少大人びた行動をさせたり、物語に訓話的な色合いを加えたとしても、それらの説得力が維持できるという効果を狙ったものであると推測される。
日々の生活における人との触れ合いを描く作品が多い
主に女の子同士が日々の暮らしの中で培っていく友情をベースに、様々な出来事を通して他人への思いやりなどの感性を身につけていく様子を描く作品が多い。ただし、恋愛感情については、それが登場する場合であっても理想化された男性への憧れに近い形で描写されることが通例である。なお、魔法少女アニメに該当する場合であっても、舞台はごく一般的で現実的な街であり、戦闘パート以外は主人公達の普通の暮らしが描かれることが多い。
魔法少女アニメに該当する作品が多い
米TVコメディ『奥様は魔女』の影響による『魔法使いサリー』の大ヒットで、制作会社の東映によってこのジャンルの作品が多数制作されて定着した事が大きい。1980年代以後からは変身用アイテムの玩具の販促を狙ったスポンサーの意向による。また、『美少女戦士セーラームーン』の成功により、チームで戦闘を行う変身ヒロインものも増加したが、この作品はコスチュームへの憧れとファンタジー性、そして戦闘要素、恋愛といった少女が求める要素を全て盛り込む事に成功した作品である。以後。戦闘要素がない作品までも、コスチュームチェンジとグループ化が盛りこまれる。これはキャラが増える分だけ玩具(コスチュームのアパレルも含む)の種類を増やせるというスポンサー側のメリットによって促進されている面もある(ヒロインが単独の作品も皆無では無いが少ない)。
これらは『美少女戦士セーラームーン (テレビドラマ)』、『まるまるちびまる子ちゃん』、『チョコミミ』などの層を重ねる特撮番組及び実写ドラマにおいても、踏襲されている。
※原作者の表記がないものは全てアニメオリジナル作品である。
現在放映されている作品
ちびまる子ちゃん(さくらももこ原作、近年はファミリー・一般向けアニメとして扱われることが多い。)
おねがい♪マイメロディ きららっ★ - マイメロディシリーズ
味楽る!ミミカ(ただし、アニメではないパートも番組中に存在するが視聴者の割合からこのようにしている)
きらりん☆レボリューション(中原杏原作)
Yes! プリキュア5Go Go!(『Yes!プリキュア5』の続編) - プリキュアシリーズ
しゅごキャラ!!どきっ(『しゅごキャラ!』の続編)(PEACH-PIT原作)
放映が終了した主な作品
マイメロディシリーズ(サンリオ原作)
おねがいマイメロディ(2005?2006年)
おねがいマイメロディ くるくるシャッフル!(2006?2007年)
おねがいマイメロディ すっきり♪(2007?2008年)
プリキュアシリーズ
ふたりはプリキュア(2004年?2005年)
ふたりはプリキュアMax Heart(2005?2006年)
ふたりはプリキュアSplashStar(2006?2007年)
Yes! プリキュア5(2007?2008年)
わがまま☆フェアリー ミルモでポン!シリーズ(2002?2005年、篠塚ひろむ原作)
とっとこハム太郎(30分版)シリーズ(2000?2006年、河井リツ子原作)
おジャ魔女どれみシリーズ(1999?2004年)
美少女戦士セーラームーンシリーズ(1992?1997年・再放送2000?2003年、武内直子原作)
キャンディ・キャンディ(1976?1979年、水木杏子原作)
ひみつのアッコちゃん(1968?1969年・1988?1989年・1998?1999年、赤塚不二夫原作)
魔法使いサリー(1966?1968年・1989?1991年、横山光輝原作)
現在の女児向けアニメは、少女漫画雑誌に掲載された漫画原作を元にした作品、漫画以外が原作の作品、アニメオリジナル作品の3つに大別できる。
漫画原作作品は「ちゃお」(小学館発行)、「なかよし」(講談社発行)、「りぼん」(集英社発行)の3大小中学生(低年齢)向け少女漫画雑誌に掲載された作品が中心であるが、「小学一年生?六年生」(小学館発行)にも少女漫画が一部掲載されており、これに掲載された作品も含まれる。近年はこの形態の作品は大幅に減り、2008年5月現在では『きらりん☆レボリューション』(きらレボ)と『しゅごキャラ!』並びに、ほぼ「ファミリー・一般向けアニメ」同然と化した『ちびまる子ちゃん』の3本が制作、放映されている。