姓(せい)とは、東アジアの漢字文化圏で用いられる血縁集団の名称。その範囲は地域や時代によって変動し、氏や名字といった他の血縁集団名と様々な階層関係にあった。近代以降、ヨーロッパなどの他の文化圏の血縁集団名、家系名の訳語としても用いられている。
目次
1 姓と名の順序
2 姓の数、由来
2.1 国別の姓の数 [要出典]
2.2 国別の姓名の由来 [要出典]
3 日本における姓
3.1 日本の主な名字
4 その他
5 関連項目
6 脚注
7 外部リンク
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日本人が漢字やかなを用いて姓名を名乗るときは、姓−名の順で表記する。
ヨーロッパからインド(テルグ人を除く)にかけては名−姓(インドでは家族名:インド人の名前参照)の順である。
日本以外にも中国、韓国・朝鮮、ベトナムといった東アジアや、ヨーロッパでもハンガリー、また西アフリカの一部の地域、インド南東部のアーンドラ・プラデーシュ州のテルグ人などでは同様に姓−名の順で表記する。
イタリアやロシアなどは、学校教育や軍隊等の場において姓を先に名乗るよう指導される場合が多い(イタリアに関しては、パンツェッタ・ジローラモ氏の発言に基づく)。ロシアから届く郵便物は差出人の姓を先に書いてある場合が多い。
また、アルファベット(ローマ字)で姓名を名乗るときは、名−姓と逆に表記するケースがある。これには学校教育と明治以来の慣習の影響が大きい。しかし自国の文化を尊重するため、東アジア各国やハンガリーのように本来の姓−名の順とすべきではないか、という議論が文部省の国語審議会を中心になされている。そのため、最近の学校の授業ではアルファベット表記でも姓−名の順を奨励することがあり、アルファベット表記の姓−名の順の表記は増加傾向である。それを踏まえてか、NHKの外国語講座でも日本人の姓名を姓−名の順で記すようになってきている。姓−名の順の方が現代的であると言えよう。
なお、日本語で英語圏、スペイン語圏、フランス語圏、ドイツ語圏、イタリア語圏などの人名を表すときは、姓−名と逆転させず、本来の順のまま表記することがほとんどである。
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国別の姓の数 [要出典]
日本 30万種
姓氏研究家の丹羽基二による。漢字の字体の違いや読みの違いを考慮してカウントした場合。[1] 同じく研究家の森岡浩は十数万種としている。
中国 4100種
韓国 250種
米国 150万種
※推定。資料によって値が大きく異なる事もある。
国別の姓名の由来 [要出典]
日本
地名(80〜90%、推定)
職業名
屋号型
特別型
日本は、他のアジア圏に比べて突出して姓が多い。これは、姓の由来が他のアジア諸国と異なることによる(「名字」の記事などを参照)。しかし、中には幽霊名字と言われる「実在しない姓」がまことしやかに語られている場合があり、正確な数は特定できていない。これまで、保険会社や個人の研究家が何点かランキングなどの資料を制作している。
アメリカ(社会保険庁登録分)[要出典]
地名(43.13%)
父称名(32.3%)
職業名(15.16%)
ニックネーム名(9.48%)
アメリカは、その民族的多様性から「世界一姓の種類が多い国」となっている。
世界一多い姓は、李(中国、朝鮮半島、台湾。中国?北朝鮮?台湾では“リ”、韓国では“イ”)である。この姓は中国の人口の7.9%(2002年)を占めており、1億人以上いるといわれている。英語圏の名字の最多のものであるSmith(スミス、英・米等、約300万人)と比べても明らかに多い。
明治以来、現在の日本で行われている制度では、姓はすべての日本国民が有する、先祖から受け継がれてきた家庭の名称や夫婦を中心にした家族の名称を指す。家庭内や同姓がいるときは、名のみが個人を表す名称だが、家庭以外では、姓と名を合わせたフルネームで表記することで個人を特定する名称となる。
また、姓は、名字・苗字(みょうじ)や氏(うじ)とも言い(姓と氏・名字という語は本来の別々の意味を有するが、現在ではほぼ同一の言葉として使われている)、明治時代以降は、「氏」として戸籍に記載されて管理されている。