天六ガス爆発事故
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[2][3]。そこをたまたま通りかかった大阪ガスのパトロールカーによって通報され、事故処理車が出動する[4]ものの現場付近でエンストを起こす。処理車はエンジン再始動のためにセルモーターを回すが、セルモーターの火花にガス[5]が引火して17時39分頃に事故処理車が炎上。17時45分頃に事故処理車の火が地下に充満していたガスに引火して大爆発。この時、野次馬がオープンカット方式の舗工板上に集まり出していたため、舗工板もろとも野次馬が吹き飛ばされてしまい多くの犠牲者を出す原因となった。


その後

事故を受けて、大阪市議会では地下鉄工事現場ガス爆発事故対策特別委員会を設置。当時の中馬馨市長の意向[6]で、犠牲者と家屋の損害などに対する大阪市・大阪瓦斯、それに建設工事を請け負っていた鉄建建設による補償が異例とも言えるほどの早さで進められた[7]

1971年6月には大阪府警が強制捜査を開始し、7月23日に大阪市交通局職員3名、鉄建建設従業員5名、鉄建建設の下請業者従業員1名及び大阪瓦斯従業員2名の計11名を業務上過失致死傷罪で大阪地検により起訴した。裁判では、大阪市と鉄建建設が大阪瓦斯の管理責任を、大阪瓦斯が大阪市の管理責任をそれぞれ主張し、これが争点となった。

一審:大阪地裁判決昭和60年4月17日[刑月17-3~4-314]

鉄建建設従業員(工事の実施):執行猶予つき禁固刑、控訴

鉄建建設下請業者従業員:無罪

大阪市交通局職員(施工監督責任):執行猶予つき禁固刑

大阪ガス従業員(ガス管の維持管理):1名は公判審理中に死亡し公訴棄却、1名は無罪


二審:大阪高裁判決平成3年3月22日[判時1458-18]

控訴棄却。

この事故を契機として「掘削により周囲が露出することとなった導管の防護」(ガス事業法省令77条・78条)が制定され、露出部分の両端が地くずれのおそれのないことの確認・漏えいを防止する適切な措置・温度の変化による導管の伸縮を吸収、分散する措置・危急の場合のガス遮断措置が決められた[8]

慰霊碑が近隣の国分寺公園に建っている。

なお、当事故現場を含む大阪市営地下鉄谷町線の工事区間(東梅田?都島間)は1974年5月に開通した。


その他

この日、現場近くの寺院で、2代目桂歌之助が落語会を開催する予定であったが、当事故の発生による多数の死傷者の発生によって、会場の寺が負傷者や遺体の収容所になったため、会は中止を余儀なくされた。この後にも歌之助が会を開催する度に千日デパート火災などの大災害や著名人の訃報が発生した為、歌之助には「災害を呼ぶ男」という異名がついてしまった事もあり、歌之助を語る際には外す事のできないエピソードになっている。


脚註^ 東梅田?都島間3.2キロの延長工事。万博を前にした地下鉄網緊急整備計画によるものだった
^ 午前中の工事でガス管全体が露出していた。中圧ガス管は1957年5月に敷設。
^ このため地下で作業していた作業員は全員地上へ避難
^ 更に消防車も出動し、周辺住民に対しては避難と火気厳禁を要請していた。
^ 舗工板の隙間から漏れ出していた
^ 記者会見で「もし、あなたの肉親が爆発事故で死んでいたとしたら、どうしますか。告発状を誰に突き付けますか」と問われた中馬市長は「原因・・・・・(絶句)勿論市民を守る立場と事故が市の工事現場で起きたという両面から、市長の私がすべての責任を負うべきだと思うし現にそう思っている」と答えている
^ 死者79人(1人辺り1200万円前後で総額9億1000万円)と家屋などに対する補償は、事故の8カ月後に完了。負傷者に対する補償も、1983年に完了(総額5億9000万円)
^ 加えて、この事故が契機となって地下鉄工事では主にシールド工法が用いられるようになった。都市化の進行で地下鉄工事が深度に達するようになったというのも理由だが、ガス管などを露出し、事故によるリスクの大きい開削工法を避ける様になったとも言える


外部リンク

大阪市営地下鉄・ニュートラムのあゆみ

大阪市会トピックス

第12話 「花まつり」に地獄を見た ?史上最大の都市災害?

JST失敗知識データベース

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カテゴリ: 1970年 | 事故 | 戦後の事件 | 大阪市の歴史 | 北区 (大阪市) | 日本の歴史関連のスタブ項目

更新日時:2008年8月18日(月)00:56
取得日時:2008/10/08 15:26


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki