全日本大学野球連盟の傘下にある東京六大学野球連盟・東都大学野球連盟・関西学生野球連盟・関西六大学野球連盟・首都大学野球連盟の5リーグを総称する表現として存在する。
これらの大学野球リーグは、創設にまつわる経緯、実績の歴史的な積み重ね、加盟チームとしての認知度やその歴史などを総合的に捉えた場合、古くから活躍あるいは強化している加盟チームが多い傾向にあるリーグであることから、大学野球の新聞報道や雑誌での扱いとして、「主要リーグ」・「主要五リーグ」・「主要五大学リーグ」などの様に長い間呼ばれてきた。ただし、全日本大学野球連盟からの出版物内でそういう定義や扱いがあるわけではなく、報道する側とさらにはそれらを目にしてきた一部ファンの間にある一種の暗黙の概念に過ぎない。過去、積極的にそれらの概念を印刷物の中で名称として用いてきた専門雑誌も近年はその直接的な使用は控える傾向にある。但し、一般新聞の全国紙のスポーツ欄において共通的にその対戦結果が報じられるのは、これらの主要リーグとされる5連盟[12]の結果のみ(コメント記事スペースなどについては配布対象の地域による差異はある。)の扱いになっている。
なお、東京六大学・東都の両連盟に関しては、創設年の古さや、全国大会の実績からその一角を占めるのは一見しても衆目であるが、他の3連盟に関しては若干の補足が必要な部分があるので以下に既述する。
関西学生野球の扱いについて
連盟創設は1982年の関西大学野球連合の解体と関西地区大学野球の再編成を受けての1982年となっているが、旧関西六大学野球が創設されて以来の中心校が加盟校の殆どを占めることから、関西随一の伝統校が所属するリーグとして主要リーグの一角を占めている。
関西六大学野球の扱いについて
連盟創設は1982年の関西大学野球連合の解体と関西地区大学野球の再編成を受けての1982年となっているが、関西大学野球連合時代に旧関西六大学野球に所属経験があるチームで構成されており、再編成当時の関西大学野球界においては、旧関西六大学野球リーグの創設校に準じる伝統と実績を持つ加盟校が所属するリーグとして主要リーグの一角を占めている。但し、その再編成以降、全国大会での実績面から見た場合、関西地区5連盟の中での比較に限定した場合でも決して抜きん出ているとはいえないことから、現在でも主要リーグの一角を占めている扱いを疑問視する声が大学野球ファンの間でも大きい。
首都大学野球の扱いについて
連盟創設は1964年で、全日本大学野球連盟の傘下リーグの中でも特に古いわけでもないが、創設間もないリーグで、しかも創設前までは他連盟の下部に所属していた加盟校で占められるリーグが、その創設後の数年内に全国大会で一度ならずも数度の優勝あるいは上位進出を果たす安定した実績を収めるのは、当時異例中の異例の出来事であった。このことが大きな要因となり大学野球界(競技連盟関係者や報道マスコミ関係者)の間でも新進の強豪リーグとして認知されるようになった。また加盟チームには野球部としても伝統あるチームや、首都圏にある大学としても一般的な知名度の面で決して低くない加盟校が多かったこと、連盟創設時の関係者の関連各所(マスコミや競技連盟)への働きかけ・尽力などの熱意が功を奏したことなどがあげられる。
脚注^ 学業の専門性がより強いことと学校数そのものの少なさの関係で、大学校のみを対象にした野球大会は存在していない。それぞれの野球部の判断により近隣の野球連盟(大学、あるいは社会人など)に所属して活動している。
^ 高等専門学校の全学年の部員を対象にした野球大会としては、全国高等専門学校総合体育大会の野球競技の部がある。
^ 6年制を採っている医学部や歯学部の全学年の部員を対象にした野球大会としては、それぞれの学部生のみを対象にした体育大会(東日本医科学生総合体育大会・西日本医科学生総合体育大会・全日本歯科学生総合体育大会)の野球競技の部がある。
^ 経年の変化はあるが、2006年度段階で全日本大学野球連盟に所属して活動している医科歯科系の硬式野球部単独チームは、医科系で2校(岩手医科大学、徳島大学医学部)、歯科系で2校(大阪歯科大学、九州歯科大学)のみとなっている。
^ 総合体育大会にのみ参加エントリーを行うチーム、硬式野球・準硬式野球のそれぞれの大学野球連盟でのみ活動するチーム、双方ともに参加しているチームなどチーム事情により活動形態は異なっている。但し、医科歯科系単独チーム全体の中では硬式野球部は以前から減少傾向にある。
^ a b c d e f 全日本大学野球連盟と日本野球連盟の協約により、両者への重複加盟は禁止されている。
^ 大学生におけるの野球競技が他の多くの大学スポーツと異なり、主に春・夏型のスポーツとして運営されているのは、元来、野球競技が寒冷な時期よりも温暖な時期に行なうのに向いているのと、そういう背景から生まれた全国中等学校野球の歴史を受け継いだ高校野球の全国大会(甲子園大会)が春と夏に行なわれ(秋季大会は新人戦としての意味合いが濃く、また従来から秋季は選手権型の運営が行なわれていなかった。)、それが戦前戦後を通じて長い間広く国民の間で親しまれてきたことなどによる影響を受けている。
^ 古くから人気や実力があるリーグでは、長年の実績と経験から運営自体が強化されており、そうではないリーグに比べて全国大会に依存しない形で運営が行なわれてきた。また、新興のリーグでも運営の強化が進むにつれ、先行していたリーグの運営を手本にする場合が多いため、伝統リーグや有名な人気リーグの運営に追随する傾向が強い。
^ 一部の古くから活動が盛んなリーグやその所属チームを除いて、高校野球の場合に夏の選手権大会が終了すると実質最高学年の部員が引退するように、大学野球の場合も最終学年の部員は春季リーグ戦終了後(秋季リーグ戦前)には実質的に引退する場合が多い。これは就職活動に備えなければいけない社会事情もあるが、学生生活での最終シーズンを迎えた部員が就職活動の影響を受けるのは野球競技に限定された事情ではないので、そのことが野球競技が春夏型のスポーツである大きな要因であるとは言い難く、どちらかといえば日本国内においてスポーツ文化として長年培われた事情や特徴の集積の結果であるといえる。
^ かつて一時期あった大学野球ブームの際にも現在同様に春秋の展望号と決算号を発行する年4回体制だったが、その後の人気収束にともない従来の年2回発行体制に戻った。