変態
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無変態

成長過程で形態が殆ど変化せず、脱皮によって大きさだけが変化することを無変態という。シミ等に良く見られる。


昆虫以外の節足動物の変態

多くの節足動物では、成長の過程で体節や付属肢が増加する。

多足類では体節と付属肢が増加する以外に大きな変化はない。

クモ綱ではダニ類が3対から4対へと付属肢を増加させるが、大部分のものは変態しない。

甲殻類では、分類群によって様々であるが、基本的にははじめにノープリウス幼生を生じる。この幼生は2対の触角と大顎のみを持つ。成長によって次第に体節と付属肢を増やし、それにつれて体型も変化する。分類群、成長段階によって様々に名を付けられている。ナウプリウス幼生をとばして、より発達した段階で孵化するものもある。孵化時にすでに成体と同じ姿となる、直接発生を行うものもある。特に、ザリガニサワガニワラジムシなど、淡水や陸生のものに直接発生を行うものが多い。


棘皮動物の変態

棘皮動物は、5放射相称の体制を持つが、ふ化後しばらく間の幼生は左右相称の体制である。ウニの場合、プルテウス幼生と言われる三角錐の先端を切って、角から突起を出したような姿であり、その後、一時的に海底の固い基盤状に定着し、反対側の端にウニの体が新たに作られるような変態をする。これは、棘皮動物の祖先が左右対称動物であり、固着性になったことで5放射相称の体を獲得した進化の過程があったことを表すものと考えられる。


尾索動物の変態

尾索動物のうち、ホヤ類とタリア類は、幼生はオタマジャクシのような外観を持ち遊泳能力を有するが、成体になると変態し海底の岩などに固着する。幼生は脊索を持つが、固着生活に入ると消滅する。


魚類の変態

硬骨魚類にも幼生時に親とずいぶん異なった姿のものがある。ウナギの幼生は深海で孵化して浅海に出てくるときには平らで柳の葉のような姿であり、これをレプトケファルス幼生という。その後、成体と同じ円筒形の体に変態するが、その際、大きさがずいぶんと小さくなる。

マンボウの幼生は、全身に針があり金平糖ハリセンボンを彷彿とさせる姿をしているが、成長と共に針が失われ、ゆったりと泳ぐ成体に形を変える。

劇的な変化とは言い難いが、ヒラメカレイの場合、発生時には通常の魚類と同じような形だが、徐々に眼が体の側面に移動し、最終的には眼を上にした平たい形になる。


両生類の変態

両生類では、幼生はいわゆるオタマジャクシ型をしている。えら呼吸をし、水中生活を行うが、成体は呼吸をし、手足が生え、陸上移動が可能な形態となる。これが両生類の変態である。

カエルなどの無尾類では、これに加えて、変態の過程で尾が消失する。サンショウウオの中には、外鰓を残したまま成熟する(ネオテニーアホロートルなどの種が存在する。


物理学における変態

固体から液体に変化すること等の状態変化を変態ともいう。

また金属で温度の上昇によって体心立方格子(bcc)から面心立方格子(fcc)など格子状態が変化することをさす場合もある。

またがある温度例えば鉄の場合約780℃以上になると強磁性体から常磁性体になり、磁力が失われる。これを磁気変態という。 カテゴリ: 生物学 | 昆虫学 | 固体物理学

更新日時:2008年9月13日(土)04:38
取得日時:2008/10/07 19:35


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki