現在の日本語の歌謡曲では声調の高低とメロディーの高低の関係は余り重視されていないが、童謡や唱歌では声調がメロディーに大きく反映されていることが多い。
中国語(普通話)の歌でも、メロディーに歌詞をつける際に声調は余り重視されない。これに対して、中国南部の方言である広東語(例えば香港の歌謡曲)やベトナム語など、調類が比較的多い言葉では、調値の高低に合わせて作曲されるか、作曲された音階に合わせて歌詞をつける際に、調値が近い語が選ばれる。高低が合っていないと、別の意味に理解される可能性もあるので、作詞者・作曲者は声調に対して十分な知識を持っていなければならない。普通話と広東語では、調類が同じでも、調値やパターンは異なるので、普通話の歌詞を広東語読みにしても、メロディーには合わないのが普通である。 カテゴリ: 音韻論 | 中国音韻学 | 声調言語 | 中国語
更新日時:2008年7月3日(木)15:46
取得日時:2008/10/09 04:28