報道
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報道と中立性

偏向報道の問題がある。事実をありのまま述べるのではなく、報道各社の主観を組み入れて構成しなおしたり、自己の政治的なイデオロギーを優先させるため、公平とは言いがたい恣意的な編集が行われている(これに関しては偏向報道を参照)。

三菱ふそうリコール隠しや三菱リコール隠しで、車両火災事故については全国で毎年6,000〜8,000台発生し、1日平均20台以上は事故に遭遇しているにも関わらず、あえて三菱車の車両火災ばかりを特定した報道がおこなわれた(これに関しては偏向報道を参照)。

政府や政治家、スポンサー、広告代理店芸能事務所、その他の圧力団体の影響を受けることがあるとされる。

NHK番組改変問題

事実と意見の混在の問題がある。ワイドショー化したニュース・報道番組ではストレートニュースと異なり、キャスター・アンカーマンが個人的意見を述べる。あるいは同席した評論家コメンテーターなどのタレント文化人に意見を求めるという形で(作り手の主張を)代弁させる事が多い。これについて、例えば、ニュース専門であるCNNでは、コメンテーターなどの主観的意見を使う場合は、トークライブ、あるいはコメンテーター個人の討論コーナーなどと言う形で、局名義のストレートニュースとは明確に別の枠で構成している。

ステレオタイプな報道、否定的なレッテル貼りも問題である。(肩書報道については後述。)例えば、「高齢者(高齢化)問題」「〜系」「ニート」「負け組」「落ちこぼれ」などである。それらのために、国民の間に偏見、差別意識や敵対的な感情等を芽生えさせたり、いじめを助長しかねないような、弊害も生まれている。


報道と正確性

誤報やらせ虚偽報道の問題がある。表現の自主規制報道におけるタブーも問題である。記者ニュースキャスターの他、評論家コメンテーターなどのタレント文化人に関する問題もある。報道番組の「ワイドショー化」である。

一方で、発表報道に対する批判もある。調査報道が推奨されるが、バッシング報道になりがちである。


報道と過剰性

中立かつ正確であっても、やりすぎは問題である。例えば過剰に詳細な報道は、模倣犯を生み出す。動機や手口までもが詳細に報じられることにより、犯罪や連鎖自殺を誘発する。

過度の実名報道は、プライバシーの侵害や報道被害人権侵害につながるとされる。また少年法のように法的に規制されている物もある。ただし実名報道そのものは、報道の自由や知る権利によって認められている。

過剰な取材も問題である。取材マナーやモラル、メディアスクラムの問題がある。パパラッチがその例である。

報道番組の過剰演出の問題がある。取材映像にBGMや効果音、あるいはなぞりテロップやナレーションを付加する事により必要以上に演出される。


報道と肩書

肩書報道には問題がある。古くから日本人は肩書が好きと言われるように、日本では報道においても人物を表す手段として職業が多用される。

事件報道において職業名の表記が正当化されるのは、(1)政治家、上級公務員などいわゆる公人の関与した事件であり、その報道が市民による政治の監視機能に役立つ場合、(2)公人、有名人など社会的影響力があり、その報道が犯罪の抑止効果に役立つと考えられる場合、(3)ある企業・学校の成員によって集団的になされた事件や、特定の職業層に頻発している事件など、職業と密接に関連していると思われる事件であり、その報道が事件の解明・予防に寄与すると考えられる場合などであるが、実際には単に容疑者・事件関係者の人物像を表す手段として利用されている。

また、学生は単に学生と表記すれば良いところ、大学生、女子大生、専門学校生、予備校生などと区別されたり、ホワイトカラーの被疑者は「会社員」などと具体的な職種が報道されることが少ないのにブルーカラーの被疑者は「配管工」「塗装工」などと具体的な職種が報道されたりと差別に繋がる報道がなされることが多い。

肩書報道は極端になればその問題があたかも特定の職業だけの問題であるかのような錯覚を与えやすく、例えば福岡飲酒運転事故以降に行われた飲酒運転に関する報道では、公務員の飲酒運転を中心に、また民間人に比べ時間を長く報道されたため、公務員は飲酒運転が多い、という印象を持つ者や公務員批判を行う者も少なくなかった。


報道機関と責任

マスメディア#マスメディア規制も参照

日本の報道機関は閉鎖的である。記者クラブの問題もある。

報道機関は報道の自由や表現の自由を熱心に主張するが、それに伴う義務や責任については消極的である。


報道を受けるにあたって求められる姿勢

メディア・リテラシーを身に付ける必要がある。


英語版に見るJournalism(2005年3月8日版)

Journalism is a discipline of collecting, verifying, reporting and analyzing information gathered regarding current events, including trends, issues and people. Those who practice journalism are known as journalists.

ジャーナリズムとは、散在している事物や人について現在起こっている出来事、流れ(トレンド)の情報を集め、検証し、レポートし、分析する技能・訓練のことである。それらの技能を有している者・それらの作業を行っている者を、ジャーナリストと呼ぶ。

Journalism is sometimes called the "first draft of history." Even though news articles are often written on deadline, they are usually edited and proofread before being published.

ジャーナリズムは、しばしば「歴史」の最初のドラフト版、同時代史と呼ばれる。たとえニュースの記事がしばしば締め切りに追われたなかで書かれるものだとしても、それらは通常、出版される前に編集され、校正される。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen