収容人員63,700人は国内の球技専用スタジアムでは最大級である。2002 FIFAワールドカップ?のためにサッカー専用スタジアムとして建設され、スタンドとピッチの距離が近い。また、2005年にはJリーグアウォーズで「ベストピッチ賞」の表彰を受けた。
また周辺は都市公園「埼玉スタジアム2002公園」として機能しており、サブグラウンド3面[2]、フットサルグラウンドといったサッカー関連施設のほか芝生広場もある。これらの施設を利用したスポーツクラブも開設され、レストハウス(レストラン)も含めて一般市民に開放されている。
現在、埼玉スタジアムはさいたま市浦和駒場スタジアムと併用で浦和レッズの本拠地として主に利用されている。
2001年10月13日にこけら落としとして浦和レッズ?横浜F・マリノス戦が行われたが[3](前掲)、2002年まではワールドカップの開催が最優先された[4]。
2003年、同スタジアムが浦和の本拠地として登録され、浦和はナビスコ杯を含め主催試合数を徐々に増やし[5]、2005年には本社機能の一部を同所内に移転して試合数をさらに増加させた。2006年には12月2日の最終節(第34節)でガンバ大阪を3-2で下してリーグ初優勝を決めた。なお、この試合は62,241人の観衆を記録し、最多観客数のスタジアム記録とJリーグ記録の双方を更新した。
スタジアムとの相性の良さ[6]、そして駒場スタジアムでは対応不可能にまで増加した観客動員への対応のため[7]、浦和は大半の主催試合を埼玉スタジアムで開催するようになった。ただし、さいたま市(旧浦和市)が2度にわたって駒場スタジアムの改修を行った経緯があり、今後も年1-2試合の駒場開催は継続されるとみられている。
埼玉スタジアムでは、以前は大宮アルディージャの主催試合も2001年から行われていた。2001年から2003年まではJリーグ2部(J2)、2004年からはJリーグ1部(J1)の公式戦を開催した。
特に、本拠地のさいたま市大宮公園サッカー場(NACK5スタジアム大宮)をJ1基準に満たすためのスタジアム改修が着工された2005年には実質的な準メインとなり、2006・2007年度はメインを駒場に移し観客動員が多く見込まれる試合のみを開催した。
しかし、3万人以上が集まる「さいたまダービー」の浦和戦[8]を除くと観客数は伸びず、規模は大きいが旧大宮市地域からの交通の便が悪い[9]同スタジアムを利用した利点は少なかった。
2007年10月に大宮公園サッカー場の改修工事が終了し、供用が再開された事もあり、2008年には埼玉スタジアムでは大宮の主催試合は行われない事になった[10]。
FIFAワールドカップ2002 FIFAワールドカップ(日本×ベルギー戦、2002年6月4日)
当初の建設目的通り、埼玉スタジアムは2002 FIFAワールドカップ(W杯日韓大会)の会場として選ばれた。当初目指していた決勝戦の誘致は横浜国際総合競技場との争いで敗れたが、日本代表のグループリーグの初戦(ベルギー戦)や準決勝(ブラジル?トルコ)などが行われた。
2006FIFAワールドカップドイツ大会のアジア地区予選では、日本代表のホームゲームとして1次予選の全3試合(オマーン戦・インド戦・シンガポール戦)と最終予選の2試合(北朝鮮戦・バーレーン戦)が当地で行われた。これはサッカー専用スタジアムで試合を実施したい、日本代表監督のジーコの意向であるといわれている[11]。
2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会のアジア地区予選でも、3次予選で日本代表のホームゲームがタイ戦とバーレーン戦の2試合が開催される。3次予選の残り1試合、オマーン戦は横浜国際総合競技場で開催され、この2つの巨大スタジアムが日本代表の実質的なメインスタジアムとして利用されている。
Jリーグやワールドカップなどの以外に、埼玉スタジアムではサッカーの試合も開催されている。その場合、サブグラウンドも利用される。
天皇杯全日本サッカー選手権大会では、年度によって準々決勝や準決勝などの1試合が開催され、埼玉県サッカー協会が主管し、浦和レッズが勝ち上がった場合に登場する予定の試合が割り当てられている[12]。
全国高等学校サッカー選手権大会ではメインスタジアムが第80回大会(2001年度)より使用開始され、以降会場の一つとして定着している。なお、1・2回戦までの使用であることが多い。同じ高校生年代の大会であるJFAプリンスリーグU-18では関東地区の大会3面のサブグラウンドが利用され、その上位チームが集まる高円宮杯全日本ユースサッカー選手権 (U-18)大会では2006年から決勝がメインスタジアムで開催されている。
サブグラウンドでは日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)2部のASエルフェン狭山FCの主催試合や関東大学サッカーリーグの試合が行われる事もある。