地震(じしん)とは、普段は固着している地下の岩盤が、一定の部分を境目にして、急にずれ動くこと。また、それによって引き起こされる地面の振動。正確には、前者を「地震(じしん)」と呼び、後者を「地震動(じしんどう)」という。一般にはどちらも地震と呼ぶ。通常は地震というと地震動を意味することが多い。
月で発生する地震は月震と呼ばれる。
目次
1 概要
2 メカニズム
3 地震の規模と揺れの指標
3.1 マグニチュード
3.2 震度
4 地震の原因と種類
4.1 プレート間地震
4.2 内陸地殻内地震
4.3 海洋プレート内地震
4.4 火山性地震
4.5 その他
5 地震の原因論とメカニズム論の展開
5.1 神話
5.2 科学的探究
6 地震動・地震波と揺れ
7 主な地震帯と地震の頻度
7.1 主な活断層・海溝
7.2 地震の周期性
8 地震による被害と対策
8.1 震災
8.1.1 地震による主な被害
8.2 救助と救援・復興
8.3 地震発生後の対策
8.4 地震発生前の対策
9 過去に発生した地震
10 地震予知
10.1 広く認識されている地震予知
10.2 新しい観測手法
10.3 宏観異常現象による地震予知
10.4 トリガーによる推定
10.5 地震予知の問題点
11 日本における地震対策と体制
11.1 個人で出来る地震対策
11.2 集団による地震対策
12 その他
13 脚注
14 関連項目
15 参考文献
16 外部リンク
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概要兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)によって発生した野島断層。地震の震源断層ではなく、地表地震断層である。地震計で観測された地震動のグラフ。
地震を発生させる地面のずれを断層という。また、地下で断層が動いた時、最初に動いた地点(地震波の発生源)を震源と呼び、地上における震源の真上の地点を震央と呼ぶ。テレビや新聞などで一般的に使用される震源図は震央の位置を示している。一度の地震では、震源だけではなく震源の周囲数m?数百kmの地盤でずれが発生する。このずれの範囲を震源域と呼ぶ。
地震を発生させた断層を、その地震の震源断層という。また、震源断層のずれによって地表にも地面のずれが露出することがあり、これを地表地震断層(または地震断層)という。震源断層のずれが地表にまで露出していない場合は、潜在断層と呼ぶことがある。
地震により発生する振動波を地震波と呼ぶ。地震波には、地表を伝わる「表面波」(レイリー波・ラブ波)と岩盤中を伝わる「実体波」(P波・S波)がある。被害を引き起こすような揺れのもとは主にS波だが、レイリー波、ラブ波、P波も振幅や周期によっては被害を引き起こすような揺れとなる。
規模の大きな地震は、本震の他に前震・余震を伴うことがある。本震の前に起こるものが前震、後に起こるものが余震である。ただし、本震の区別が容易でない地震もあり、断層のずれの程度や前後に起こる地震の経過、断層の過去の活動などを考慮して判断される。余震の発生する範囲は、震源域とほぼ重なる。
大半の地震は1回の岩盤のずれのみで終わることは無い。規模が大きな地震であるほど、本震の後に起こる余震の回数・規模が大きくなる。この余震の経過を示す法則には大森房吉が発見した「余震の大森公式」を改良したものがある。